2016年10月23日

無線機、ハンドシグナル

こんにちは、MBホーネットです。


10月も後半を迎え、我々ゲーマーの主戦場となる野山も秋の気配がいっそう濃くなってきましたね。
朝夕の空気に冷たい物を感じるようになってきました。
果物が美味しい反面、今年も大好きな夏が過ぎ去っていきました。

しばらく更新をサボっていたので、近況など身近なお話を最初にしたいと思います。

まずは2016年三沢基地航空祭のお話です。
青森県最大のミリタリーイベントに今年も行ってまいりました。
今年は最高の天候に恵まれ、ベストな環境の航空祭となりました。
ただ、米軍側からの参加機が目に見えて年々減っていくのは残念でなりません。
今年はこれと言っためぼしい機体も殆どなく、毎年足を運んでいる自分としては幾分物足りなさを感じました。
来年はもう少し展示機が増えて欲しいものです。

無線機、ハンドシグナル

この機体はちょっと珍しいです。
アメリカ海軍のCH-53Eですね。
このヘリは初めて実物を間近で目にしました。
飛んでいるのは見た事があるのですが、目の前で見るとその大きさに圧倒されますね。

無線機、ハンドシグナル

巨大なローターとエンジン、窓の斜め下に見える穴の開いた箱のような装置は増設されたフレアー射出装置のようです。
余りにも後付け感がありすぎて、ちょっと笑ってしまいました。

無線機、ハンドシグナル

ズラリと並んでいるのは乗員が座るトルーパーシートです。自分も腰掛けてみましたが、さすが軍用品、座り心地は余りお勧めできないです。

無線機、ハンドシグナル

そして圧巻のコックピットです。
航空機のコックピットを見るたびに感じるのですが、この計器の群れを全て理解するなど自分には到底不可能です。

無線機、ハンドシグナル

お隣に展示してあったUH-60 ブラックホークです。最初目にしたときは大きく感じられたものですが、CH-53と比べると2周りほど小さく見えます。
ご家族に自分の愛機を見せているのでしょうか?軍用機に似つかわしくないアットホームな場面に思わずシャッターを切ってしまいました。

無線機、ハンドシグナル

無線機、ハンドシグナル

毎度おなじみの短SAMとVADSです。
防空圏を敵機に突破された時の最終防空システムです。
意外に思われる方もいらっしゃるかと思いますが、対空機関砲であるVADSの多銃身の砲口は均一には並んでいません。
これは散弾銃のように目標を弾幕で包み込むようにセッティングしてあるからなのだそうです。
ファントムのバルカン砲も同じように扇状に弾幕を形成するようなセッティングにしているそうです。

無線機、ハンドシグナル

いよいよ本命の出番です。

無線機、ハンドシグナル

青空を貫く一本の矢です。

無線機、ハンドシグナル

自衛隊機最後の展示飛行をおこなった記念カラーのF2です。

無線機、ハンドシグナル

無線機、ハンドシグナル

今年の航空祭も終わりです。
次々と機体が帰っていきます。
また来年も来ます。
自衛隊そして米軍の方々お疲れ様でした。


雑談

今年は真夏から10月初旬まで暇があればとにかく有料フィールドに通っていました。
風のない時などあまりの暑さに頭蓋骨の中で脳味噌が煮えそうになりました。
今年の夏はここ東北の地でも容赦なく猛暑が襲い、あまりの暑さにタロンのメンバーも「気持ち悪くなってきたので帰ります・・・」
と、一人抜け二人抜けて、とうとう最後は2人だけになってしまった事がありました。
3リッター以上用意した飲料水が午後3時過ぎには底を着きそうになったのですから、異常な暑さであることはお分かりいただけるかと思います。
日ごろから熱中症については注意喚起しているので倒れるような者はいませんが、何はともあれ真夏のスポーツや作業は十分な注意が必要ですね。

ダットサイト

無線機、ハンドシグナル

ご覧の通りレンズが破損したダットサイトです。
以前のブログで、ここ10年以上ダットサイトには弾がかすった事もないのです・・・
というような書き込みをした事がありましたが、今年になって前言撤回しなければならなくなりました。
と、言うのも、とある有料フィールドに遊びに行くと高確率でダットサイトが破損するのです。
一つは捨ててしまったので、画像には二つしか乗っていませんが、7月から9月くらいの間に三つ壊れました。
一つはバリケードにぶつけてしまったのですが、後の二つはBB弾の直撃が原因です。
それもどういう因果関係があるのかブラックマサダに限ってダットが壊れるのです。

画像のダットサイトはJH400と呼ばれるモデルでここ数年愛用しています。
四種類のレティクルを選べる上に7段階の光度調整が可能で、真夏の強烈な日光の下でも滲みのないはっきりしたレティクルを投影してくれます。
またしっかりとした諸元表がついてくるのも安心です。
ただし安物のレプリカも多数出ているのでネットでの購入時には間違わないように注意が必要です。
一度同型モデルの廉価版を覗いた事がありますが、コーティングレンズを使っていないためか、にじみが酷く、またパワーも弱いので陽光の下では見えずらいですね。
ガンにばかり気をとらわれずサイト類にもしっかりと予算をかけましょう。
ガンと言う機械は銃弾を射出するため装置にすぎません。
高額な予算をつぎ込み、いかに精度を追求したガンでも、サイトがいい加減な物では何の意味もありません。
最近ゲームのヒット率に不満を感じているようでしたら、ガンを考えるよりもサイトと自分のトリガーコントロールを見直してみてはいかがですか。
何か欠けている物が見つかるかもしれません。

さて話を戻しましょう。
最初に壊れた時には「まぁ、こんな事もあるさ」などと笑っている余裕もあったのですが、次回のゲームで新品のダットに直撃弾を喰らうと流石に面白くないモノを感じ、レンズシールドなる物をアマゾンで見つけました。
値段も手ごろなので、手に入れてとりあえずマサダに乗せてみました。
「う゛っ・・・これは、ちょっと不細工だな」
後づけ感いっぱいで、スマートなマサダには今二つばかりマッチしません。
「いらない、格好悪い・・・」
せっかく手に入れたのに、いつもわがまま虫が出てテーブルの上にポイッです。
またまた新品のJH400だけをブラックマサダに乗せて、サイトのアジャストを済ませて翌日のゲームに望みました。
結果は画像の通りです。
バリケードの影に隠れていた自分に10数発の弾が撃ちこまれ、集中力を欠いていたのでしょう。左にスイッチしていたマサダに被弾してゲームアウトしてしまいました。
チャンバークリアの時に砕けたダットサイトのレンズが目に入り「なんじゃこりゃあっ!!」状態です。
二ヶ月の間にダットサイトを3つも壊したのはちょっと珍しいのではないでしょうか?
しかも特定のフィールドだけで、交互に使っていたのになぜ片方のマサダだけに不幸が押し寄せるのか、なんとも不可解な現象としか言えません。
流石にわがままばかり言ってられず、もう一つ購入して両方のマサダにレンズシールドを載せてみました。

無線機、ハンドシグナル

なんとも締まらないですよね。

これ以上ダットを壊されてはたまらないので、しばらくはこのままのスタイルでゲームに望む予定です。
オープンダットにもキルフラッシュのようなタイプのレンズシールドがあればありがたいですね。
とはいえキルフラッシュだと視界が暗くなってしまうのでオープンダットに付属しているレンズキャップのように、上からスポッとかぶせるタイプのレンズガードがあれば一番使いやすいかと自分は愚考します。
どちらかのメーカーで作ってはいただけれは真にありがたい限りであります。


無線機とハンドシグナル

最近のフィールドで無線機を使っているチームの方たちを見かける事が多くなりました。
自分たちもずいぶん昔から無線機を使ってサバゲをしていました。
これがあればフィールドの反対側で交戦しているメンバーからも情報を得る事ができる便利なアイテムです。
ところが最初にチームで装備したときは爆笑と驚きの連続でした。
ろくに無線機など触った事のない者ばかりで、電話感覚で話し出すものですから、もうメチャクチャです。
「敵が見えるか?」「前の木の陰に1人いる」「見えない。どの木だ?」「15メーターくらい前の木だ」「見えない。どの辺りだ?」「15メーター前に木が三本並んでいるだろう。その下だよ」「俺からは見えない。どの辺に潜伏しているんだ?」「・・・」
ざっとこんな具合に、たわけた会話をパースントゥパースンでプレストークボタンを押しっぱなしにされてしまうので、交流戦の時など30名以上いる他のメンバーと交信不能になってみたり、笑い話では「こちら○○、△△君今どこにいる?」「こちら△△、今□□君の後ろにいます」
はっ、何ですかそれ・・・いったいどこにいるのよ???
とまぁこんな具合でした。
タロンでは新人メンバー意外は全員装備していますが、交戦時無線機の取り扱いの基本程度は教えるようにしています。
要は簡潔明瞭である事が重要です。
便利づくしな無線機ではありますが、 特定小電力無線機以外の無線機は殆どが免許が必要です。
また、ネット等で手ごろな値段で販売している無線機には、海外製で日本国内での使用が禁止されている物もありますので注意が必要です。
とはいえチームメンバーでの情報共有が可能になる非常に便利なアイテムですので、予算に余裕があれば迷わずチームでそろえるべきでしょう。
意外かも知れませんが、この時に注意すべきはPTTスイッチとイヤホンマイクなのです。
ネットで調べれば様々な種類が販売されていますが、どのタイプも普通の状況で使うには何の問題もありません。
ただ、サバゲで使うには様々な問題が絡んでくるのです。
無線機本体はタバコの箱程度の大きさでさほど邪魔になる事もなく、メーカー品を適正価格で購入すればこれといった問題はありません。
但しその無線機を戦闘装備に組み込むとなるとちょっと苦労する事となるでしょう。
まずプレストークボタンとなるPTTスイッチを装備のどこに装着するかという問題です。次にどんなイヤホンマイクを選択するかが悩みどころです。
PTTスイッチとイヤホンマイクは当然コードで繋がっているわけで、そのコード周辺にはマガジンやらドローコード、スリングやらの様々な装備が存在しているのです。
変なところにコードを取り回すとマグチェンの時に一緒に無線機のコードまで引っ張ってコードが抜けてしまったり、ガンをスイッチする時にスリングやガンにコードが絡まってイヤホンが耳から抜けてしまったり、ブッシュを走りぬけたときに最悪枝に引っ掛かってコードが断線するような場合もあります。
またイヤホンマイクもヘッドセット型の大型の物から方耳に差し込むモノラルタイプの簡易な物、方耳から口元にマイクが伸びるブームタイプ、ちょっと珍しい物では、声帯の振動を拾うスロートマイクという物まで多数存在してます。
頭骨の振動を拾うマイクレスイヤフォンという新しいシステムも出てきました。
購入する時まず注意すべきは、我々ゲーマーは必ずゴーグルを装着しなければならず、このゴーグルが少なからずヘッドフォンに干渉してくるという事です。
この辺りも十分考慮して自分の装備に当て嵌めてください。
そしてどのタイプもなにかしら一長一短があるという事も注意すべき一つです。
例えばヘッドセットタイプの大型の物は周囲の音を増幅する機能があったりして便利ではありますが、どうしても大きくなってしまうので動き回るスタイルのゲーマーには不向きです。
また耳全体を覆ってしまうので暑い季節には敬遠したくなりますね。
耳朶に引っ掛けるタイプでマイクとイヤホンが組み込まれている物は軽く装着感も少なく、比較的安価で手に入るのですが、反面耳から外れやすく、大きな声で話さないとマイクが音声を上手く拾ってくれません。
小型のヘッドフォンのように両耳を挟むタイプのブームマイクは一番使いやすく感じ、十年以上愛用しましたが、これもゴーグルのバンド部分が干渉するうえ、ガンをスイッチするとストックにマイクが干渉します。
スロートマイクは装置自体が首に装着するのでゴーグル問題は解消されますが、製品によってはストックを頬付けする時に邪魔になったり動き回っているうちに喉のマイクがズレてきたりする事もあるようです。
最近は値段もだいぶこなれてきましたが、それなりの価格の物を選ばないと声を上手く拾ってくれない、音声が低くて良く聞こえない等のトラブルもたまに聞こえてきますね。
簡単ですが、これから無線機の購入を考えていらっしゃる読者の方々に何らかの参考になれば幸いです。
もちろんこれ以外にも色々なイヤホンマイクが出ていますので、装備や使い勝手を考えながら調べてみるのも楽しみの一つですね。

そして無線機が使えない又は使いたくない状況下で役立つのはハンドシグナルです。
ハンドサインとも言われ、戦争映画などでも特殊部隊系の隊員達が戦闘シーンなどで使ったりしていますので、映画好きの方達は良く目にするかと思います。
サバゲで必要なの? とか、無線機があれば必要ないのでは? 
当然そのような疑問を覚えるかと思います。

ちょっと話しが飛びます。
一番最初に入隊したチームではハンドシグナルを結構使わされました。
分からないなどと言おうものなら当時のリーダーに怒鳴りつけられたもので、割と真面目に覚えました。
流石に全てではありませんが、今でも覚えています。
当時はゲームが終わって雑談している時や、チームのキャンプや飲み会の席でリーダーが突然隣のメンバーに何かささやくのです。
するとささやかれたメンバーが隣の者にハンドシグナルを送ります。
それを繰り返して一周すると、最後のメンバーがリーダーに受け取ったシグナルの内容を報告するわけです。
面白い事に一周しただけでリーダーの話と全く違う情報に変わっていたりしたことも何度かあって、リーダーに内容を聞かされると全員が大爆笑したりする事もありました。
もちろんその後は全体責任で、その場の全員が腕立て伏せです。

自分が使っているのは当時の物を多少アレンジしています。
アメリカ軍が使っているシグナルを基本としていますが、サバゲ用に使いやすく特化したものです。
ではどのような状況でシグナルは使われるのでしょうか?
中堅、古参の方々は言うまでもなく御存知かと思いますが、音を出せないような状況下での周囲のメンバーへの指示伝達のための手段です。
簡単に説明すると、無線機では近すぎ、会話音声の伝達では距離がありすぎるような状況下。
又は異常に敵に接近しているCQCのような状況下での、状況、指示の迅速な伝達の手段として有効です。
やり方としては、指示を送るメンバーとしっかり視線を合わせ、通常の会話の順番でシグナルを送っていきます。
多数に指示を出す時は何かの合図を出して全員の注意を集め、全員の顔を一通り見回してから指示を出します。
移動中のシグナルは、先頭を進むポイントマンの左手の動きに注意するように日頃から訓練しておく必要があります。
最も行軍中のシグナルは単純な物が殆どなので、簡単に覚えられると思います。
シグナルの種類はネットで簡単に検索できるかと思いますのでここでの説明は省きますが、そんなに沢山覚える必要はありません。
頻繁に多用するものから15~20種類も覚えれば十分です。
バリケード一枚向こうに敵が潜伏しているような時や、アンブッシュしている状況下で接近中の敵を発見した時に敵に気取られない命令伝達方法は、ハンドシグナルしかありません。

チームメンバー全員が習得する必要性と地味な技術で余り訓練意欲も沸かないかも知れませんが、練習自体がチームメンバーの連携を高める副次効果もあるので、機会があったら是非訓練内容に組み込んでみてください。
最近はタロンチームでも新人メンバーには教えておりませんので、頃合をみて教育の必要がありますね。



最近有料フィールドに遊びに行ってると様々な方々に声をかけられる事が多くなりました。
「ブログ読んでますよ」とか「次の更新楽しみにしてます」とか、声をかけられた本人がびっくりしたりしてます。
面識のない方々から好意の声をかけられたりすると、今更ながらネットの凄さを思い知らされたりもします。
このような小さなブログですが、できる限りこれからも続けていく所存であります。
記事のリクエストがお有りでしたら遠慮なく書き込んでいただければ、出来る範囲ですがリクエストにお答えいたします。


さて、朝晩がだいぶ寒くなってきました。
ひ弱な自分には衣類の調整が大変なのであります。
先日病院で風邪を移されたらしく、えらい難儀な目にあっています。
10日近く寝込んだ挙句、いまだ完治していません。
インフルエンザ並みの猛威であります。
自分には風邪でも重篤な病気に繋がる可能性があるから気をつけてくださいと、看護師さんにまで叱られるオマケまでつきました。
皆様も風邪には御注意ください。
病院にいって病気をもらっていたのでは、冗談にしても笑えません。

では、また。





































Posted by TALON  at 02:45 │Comments(0)

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