2016年06月16日

サバイバルゲームとは?

みなさんこんにちは、MBホーネットです。

しばらくの間ブログの書き込みが滞っていたのに、色々な方々がご来訪くださりありがとうございます。
初心者向けに投稿したこのブログですが、書きたい事はほぼ書きつくしたため、ここで一区切りとさせていただきます。
皆様もお分かりのように稚拙な書き込みで上手く伝えられないことも多々あり、誤解を招くことも少なからずあったようです。
このように独断と偏見に満ちた書き込みではありますが、初めてガン片手にフィールドに立った時から中堅に至るまでの過程を自分なりに纏めた物です。
これからサバゲを始めてみようと考えている方、何かの壁に当たり悩んでいる方・・・そのような方たちに何らかの手助けになれば幸いです。
とは言ってもこれでやめてしまうのではありません。
これからは書き足りなかったことの補足や、その時々の話題等に合わせた書き込みをしていきたいと考えていますので、これからもよろしくお願いいたします。


さて、最終回はサバゲのやり方、勝率を上げるためのセオリーという物について考えてみましょう。

ここ東北の地にも有料フィールドが徐々に増えてきました。
八戸周辺に二ヶ所、津軽方面に二ヶ所あるようです。
去年泊りがけの旅行ついでに津軽のフィールドにお邪魔して来ました。
どのフィールドも色々と趣向を凝らし、オーナー様の苦労が伺えますね。
自分もヒマなときにフラリと1人で遊びに行ったりします。
初めて顔を合わせる皆様と無心に遊ぶのは新鮮な楽しみがある物です。
これがチーム間の交流戦となると、勝敗という課題が重くのしかかってくるので、リーダーという立場では楽しむという感覚ではありません。
もちろん交流戦には交流戦の楽しみがあり、様々な情報交換やお互いの装備の話などは楽しい時間です。
しかし、遠方よりわざわざチームを率いて足を運んでくださった友好チームの方々に不愉快な思いをさせるわけには行かないので、一日のスケジュールをスムーズに進行させなくてはなりません。
始めてタロンのフィールドにいらしていただいた方々に分かりやすいゲーム展開を進めるために、タロン各メンバーへの役割の割り振り、フィールドの安全確認、各ゲームのルールの単純化、休憩所と駐車スペースの確保、レギュレーションの徹底、時間調整など気を配ることは多岐にわたります。
体調が思わしくないときなど、スタート地点にメンバーが集まった直後に作戦を何も考えていないことに気がついたりもします。
このようなチームの責任者としての立場を忘れて純粋にサバゲを楽しむ時間が欲しい時に1人で出かけるわけです。

最初に近郊の有料フィールドにお邪魔した時は、単なる遊び場として、色々とわずらわしい事にはタッチしたくなかったので、去年サバゲを始めたばかりの初心者です。と自己紹介してゲームに参加し、遊びに来るタロンのメンバーともちょっと話をするくらいで、他人のふりをしていたのですが、悪いことはできないモノです。
数回ゲームに参加しただけで直ぐに身上がばれてしまいました。
自分の顔を知っていた方がいたようで、あれは初心者などではなく・・・という話になったようです。
チームの古株メンバーには、流石に設定に無理ありすぎだろ。と、笑われる始末です。
自分や若手のメンバーが遊びに行っていることがチーム内に知れると、当然の如く、皆で行きたい。という話になります。
そのような話の運びで一度か二度タロンメンバーの指揮官としてチームで参加しましたが、基本的には自分が楽しむためのフィールドと考えています。

ゲームを4~5回もこなし、休憩所で冷たい物で喉を潤していると周囲の話題は自然にゲーム展開の話となりますね。
特に勝ち負けが偏ってくると、勝てないね・・・。という話題に集中し、会話の内容も沈みがちになってきます。
逆に勝ち続けている側のメンバー達からは陽気な笑い声と、自分がいかに活躍したか、なんて自慢話しが盛り上ったりします。
当然なんであれ戦いに勝敗は付き物なので当たり前の話です。
それに個人1人が頑張ったからといってどうにかなるほどサバゲは単純な世界ではないので、有料フィールドでの勝敗には自分は余り気にしないようにしています。
3人程度チームメンバーがいれば敵の一角を崩してフラッグに到達することも可能でしょうが、反対側を敵に抜かれてしまえばそれまでです。
また大人数の敵と接触してしまえば他の援護を期待できないこちらは防御一辺倒という事になるので、有料フィールドでの勝ち負けなど半分運任せということです。
更にはチーム分けをした時に生じる、ゲーム初心者フィールド初心者、始めたばかりでハンドガンしかないとかマガジンが無いなど装備が貧弱な者など、メンバーの偏りなども加わりますので、個人や少人数での参加では勝敗に固執するのは考え物です。
フィールドによっては余り勝敗にこだわって欲しくないという理由なのか、チームで参加してもレッドとイエローに分けてしまうところもあるようです。
このような状況も鑑みて個人での有料フィールドの利用の仕方を考えてみるべきでしょう。
と、まぁ理屈ではこうなのですが、あまりにだらしない負けが続いたりすると、チームメンバーが遊びに来ている時などはメンバーとフィールドでの友人知人を集めて攻撃部隊を組織したりもします。
この歳になっても頭に血が上りやすく、大人になりきれない自分の悪い癖です。
自分でも困った物だと思う時がありますね。

さてここからが本題となって行きます。
このような状況の有料フィールドで勝率を少しでも上げるにはどうしたらいいのでしょうか?

最も効果的で単純な方法は全員が一丸となって戦うことです。
当然、集まったメンバーを等分に分けて双方のチーム編成をしているわけですが、戦闘開始とともに前線に不均衡な状況が発生します。
各自の戦闘スタイルや考え方の違いからなのでしょうが、最前線に到達する前に足を止めてしまう者がいます。
これにより前線での交戦状態に人数差が生じ、有利不利な状況が生み出されるわけです。
有料フィールドや大規模戦でよく見かけるのがこのパターンです。
自分の数メーター先で戦っている者がいるのに、何もせず、ただ見ているだけという者がいますね。
そこでいったい何をしているつもりなのかは分かりませんが、戦っている相手から見れば、本来2人を相手にしなければならないところを1人ずつ倒していけばいい事となり、非常に楽な戦いとなるわけです。
このような事がないように、フラッグの守備隊以外は前線での交戦に参加することです。

次に必要なのはスタートの合図とともに全員が、少なくとも最前列に参加するアタッカーたちは思いっきり走ってください。
敵と接触した時、どれだけの距離を稼ぐ事が出来るかで有利不利が決定します。
例えばフィールドの全長が60メーターあったと仮定しましょう。
スタートした時に敵の前衛の移動速度が速くて40メーターも踏み込まれたとします。
こちらが確保できたのはたった20メーター。
この状況から戦って敵を40メーターも押し返さないとフラッグには届きません。
本来は中央部分での接触のはずが、予定よりも10メーターも余分に敵の支配地域を削り取らなくてはならなくなり、余分な時間と距離を戦うこちら側の出血も増大していく事になります。
なによりも、まずダッシュです。

続いて必要なのは戦力の配分です。
大戦中に活躍したとある将軍が残した言葉があります。
「必要な時に必要な戦力を必要な戦場に送り込むことができれば、負けることは無い」
自分も正にその通りだとは思うのですが、実際にそれを遺漏なく実行するのは至難の業です。
移動しやすいルート等、敵戦力の集中する可能性の高い場所に多少人員を多めに送り込むなどの配慮が必要ですが、最低限左右と中央部に人員を振り分ける程度のことはメンバー間で話し合うべきです。
これを怠ると、とんでもない事になったりします。
最近にとある有料フィールドに遊びに行った時です。
チーム分けの結果こちらのチームに集まったのは初心者や初めてフィールドにいらした方たちが多かったようで、お隣に集まっていたグループに、自分たちは右側に行きます。と通達し、攻略方法を話し合っていました。
そして驚いた事に、いざスタートの合図とともに走り出したタロンのメンバーの後ろを追って全員が走り出したのです。
誰一人左側には行かず、全くのがら空きです。
後衛の自分ともう1人は顔を見合わせて唖然としてしまいました。
交戦状態に突入しているチームを呼び戻すわけにも行かず、もたもたしているうちに当然のように左から入り込んできた敵に後ろを取られ何とか時間稼ぎだけでもしようと走り出したものの、浮石に足を取られて派手にすっ転ぶわ、転がっているところにフルオートを食らうわで、最悪です。
当然の如くフラッグは簡単に落ちました。
このような経験をするのは自分も初めてですが、初心者の多い状況でお互いの責任区分を明確にしなかった自分にも責任があります。
サバゲでは何が起きるか分からないという事をまたまた実感する事となりました。
皆様もこのような事のないように、しっかりとミーティングタイムは取りましょう。

次に重要となるのは、ある程度の作戦をたて、全員にその内容を理解させることです。
有料フィールドでの大体の戦い方は、侵攻して行く時点で上手く敵を排除できた者がフラッグに到達するというパターンかと思います。
この状況では誰がどこで戦っていて、敵地への侵攻がどの程度進んでいるのか全くわかりません。
このような状況を少しでも緩和するために、グループごとに役割を割り振りしてみてください。
例えば左、中央、右、とグループを三つに分けたとします。
そして、今回の戦いではフラッグを攻略するのは左側のグループで中央はその援護、右側は撃ちまくって敵の陽動をお願いします。
というように、役割を明確にします。
このように各自の役割分担をすることで、各員が迷う事無く戦うことが出来るわけです。

急造チームでできる事はこのくらいが限度でしょうか?
むしろ、このくらいの事ですら全員の行動を統率するのは殆ど不可能である事を忘れないことです。
これでも効果的に行えば五分以上に戦うことが可能です。
しかし、どうしても負け続けるって事は実際にあるわけで、フィールドによっては管理者側が自主的にメンバーを入れ替えたりもするわけですが、たまに「勝てない、勝てない」を連発し、しまいには運営側にチームの入れ替えを要求しているゲーマーを見かけることがあります。
まぁ気持ちは分からないでもありませんが、見ている側からすれば余り気持ちのいい光景ではありません。

確かにどういうわけかメンバーが偏ることはあります。
とある有料フィールドに何回か遊びに行っていた時、自分たち以外は装備も揃っていない初心者の大学生チームと未成年者ばかりだったという事があります。
あまりのワンサイドゲームに流石にウンザリしてしまい、昼食時に恥ずかしながらチームの再編成をお願いしたことがあります。
このような極端な編成がありうるのも有料フィールドの特色なのかも知れませんね。

最初の辺りでちょっと書きましたが、チームでゲームに参加させない有料フィールドに関して自分の見解を少々述べてみたいと思います。
これは個人的な意見であり、有料フィールドを運営しておられる方々に、何かの差しで口を挟むつもりも非難するつもりも毛頭無いことをここに明言しておきます。
あくまで1人のロートルゲーマーの意見として受け取っていただければ幸いです。

チームでの参加を拒む大きな理由は、余り勝ち負けにこだわらず、みんなで楽しんで欲しい。また、初心者達も楽しめるように勝敗に偏りを作りたくない。
といったところでしょうか?
ほかにも細かい、または大きな理由があるのかも知れませんが、大筋はこのような理由であると推察いたします。
確かにフィールドを運営していく立場として心情的に理解できなくもありませんが、四半世紀近くサバゲを楽しんできた者の意見としてはちょっとピント外れであると自分は考えます。
人間が娯楽として考え出した、ゲームという究極とも言える遊びの根幹は、全て勝ち負けを競うことから始まっているのです。
それはゲームだけにこだわりません、野球、サッカー、ボクシング、柔道、将棋、チェス、会社の営業成績、製品の販売数、果ては戦争から国家間の政治的駆け引きまで、あらゆる事について勝利することが求められます。
自分のような見識の低い者がいう事ではないのかも知れませんが、人間の社会構造そのもの自体に勝敗という現象が常に係っているわけです。
例えば全く勝ち負けの無いゲームを作ったとします。
そのようなゲームが売れるのでしょうか?
プレイする時にはどのような楽しみを見い出したらいいのでしょうか?
サバイバルゲームもこの法則から逃れることはありえません。つまり勝ち負けがあるから楽しいのであります。
それを、勝ち負けをあやふやな状態に持っていこうとするのは、ゲームを楽しみたいとする者の考えを理解していないように思えます。
もちろん負け続けて楽しいと考える人間というのも余りいないのでしょうが、勝つためにはそれなりの努力が必要ですよね。
一生懸命知識を蓄え、練習し、色々な戦いを経験して現在のレベルに達したわけで、なんのスポーツであれ、昨日今日始めたような人間が勝てるような甘い世界ではありません。
上位に上がっていくためには努力するしかないのです。
それは当たり前の事であり、わざわざチームを率いて遠方より足を運んだメンバーを解体するような、おかしなゲームバランスを強要されるフィールドにはたいした魅力を感じないわけです。
野球やフットボールのチームがとあるリーグに出場したら、強いからという理由でチームを二つに分けられた。などという話は聞いたことがありません。
サバゲも同じ事と自分は考えるのです。
サバゲを楽しんでいると、いずれ個人の戦闘力の限界という物を嫌でも知る事になります。
たまに1人で有料フィールドに遊びに行ってもたいした戦果を自分は上げることが出来ません。
一日のゲームのうち、間違って一回か二回フラッグに到達すれば上出来と言ったところでしょう。
ところがチームで行くと、話しは全く逆となります。
タロンのメンバーだけでフィールド全てをカバーすることは当然出来ないので、勝ち続けるというわけには行きませんが、ここ数年の記憶にある限り、有料フィールドや遠征等の大規模戦でもチームの守備範囲を敵に抜かれたということはありません。
つまり個人技を競うようなゲームで無い限り、多人数が参加するゲームではその集団の総合力と統制が勝敗を決するカギであるわけです。
実際、有料フィールドにチームに入隊したばかりの初心者メンバーを引き連れて遊びに行った時、偶然青森の友好チームのメンバーの方達とバッタリ出くわした時のことです。
タロンがチームで固まり、先方もチームで固まり交流戦のような形になりました。
これはいい機会だと感じた自分は、新人メンバー達に「相手は強いチームだぞっ」と。気合を入れてからゲームに望みました。
結果としてはボロ負けの良いとこ無しで終わりましたが、機動力、チームの連携、攻守のバランス、作戦の遂行能力など直接実体験するいい勉強だったと感じています。
この機会を逃さず、自分のスキルを上げていくための肥やしとするか、敵が強すぎて面白くない。と不満を漏らすかの違いで数年後には大きくその立場が変わっているのではないでしょうか?
サバゲにおいての、強さ。とは個人のスキルとチームとしての連携の強さがバランスよく組み合わされた状況であると自分は考えます。
そしてその、強さ。を目指して日々努力を続けていけば、いずれチームにとって良い形で帰って来るはずです。
そのために笑ったり苦労しながらお互いを支えあうのがチームであり、これは軍隊の初期訓練となんら変わることがありません。

あるレベルにまで達したチームになれば、初心者が手にするハイサイクルガンや射程を延ばすチューンなど、大した脅威とは感じなくなります。
いかにBB弾を大量にばら撒こうが、チームメンバーの連携に追い詰められ、死角から銃撃されて終わりです。
サバゲの楽しみ方の真髄は個人の能力とチームとの連携強度の強さを敵とぶつけあう事により勝敗を競う物であり、けしてこのような「モノ」に頼ることでは無いと思います。

最初は誰でも初心者です。
ただ、2年後も初心者と同じレベルで撃ち合っているようでは問題で、いずれ飽きてしまいます。
高額な予算をつぎ込んでせっかく装備を手に入れ、有料フィールドに通い詰めたのに、短い間にサバゲをリタイヤしてしまう話をたまにネットで見かけますが、それはサバゲ自体が本人の理想とは違ったか、あるいはなんの変化もない初心者の撃ちあいに飽きてしまったためではないのでしょうか?
最近そのように感じているゲーマーの方がいらしたら、自分が今までやってきたことと違う側面からもう一度考え直して見ることをお勧めします。
決まったルールの無いこの世界はどのようにでもアレンジする事が可能であり、手強いチームと思い切り戦ってみることで違う何かが見えてくるかも知れませんよ。

何のスポーツにも共通することなのでしょうが、サバゲの、又はガンの世界は追求すればするほど底が見えなくなっていきます。
最近のサバゲ誌やネットの傾向を見ていると、初心者を引き込むためなのか、あまりに手軽な趣味である事を強調しすぎているように自分は感じています。
ハイサイクルガンを手に入れれば圧倒的にサバゲに有利になる。とかこのチューニングをガンに施せば何メートル飛距離がでる。
皆さんも良く目にする記事だと思います。
では全員が装備していたら、どのようなゲーム展開になるのでしょうか?
結局は同じ事です。射程ギリギリの距離で延々とばら撒くゲームになるだけの事、これではせっかく増えたサバゲ人口もいずれ先細りになっていくのではないのでしょうか。

これからもずっと、色々な方々に楽しんでいただける趣味であり続けて欲しいと思うものです。




先日八戸の有料フィールドの大規模戦にお邪魔いたしました。
何の準備もせずにいきなり遊びに行ったため、何もかにも散々な結果でしたが、天候にも恵まれ、また盛岡の大きなチームの御二方と初めてお話をする機会を得ることができた事は大変ラッキーでした。
何事も無くご自宅の門をくぐられましたでしょうか?

機会あれば、またフィールドで銃口を並べたいものです。


では、また。














































Posted by TALON  at 20:19 │Comments(0)

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