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Posted by ミリタリーブログ  at 

2015年06月09日

こんにちは、MBホーネットです。
各地が次々と梅雨入りし始めましたね。
ここ八戸もそろそろ梅雨入りの時期でしょう。
この時期だけはちょっとお休みですね。
八戸は目の前が太平洋、後ろが山々に囲まれた観光資源の豊富な風光明媚な街で、冬は冷え込みますが雪が殆ど降らず、台風の被害もちょっと思い浮かばない程ありません。
豪雨に被害なども余りなく、さすがに真夏は蒸し暑くはなりますが、気候的には穏やかで暮らしやすい街だと思います。
ですが、ただ一つ、この地域に特有のヤマセという気候があります。
北から来る冷たく湿った風が太平洋の暖かい空気にぶつかって起きる現象のようなのですが、このヤマセがぶち当たると、寒く重い雲が立ち込め、沿岸部には濃い霧が発生します。
雨が降り続き、最悪は梅雨明けが無くなり、その年は冷夏となります。
今年の夏はどんな物になるでしょうね。
夏は夏らしく暑くあって欲しいものです。
この梅雨が明けるといよいよ夏本番となるわけですが、ここで大きく様変わりするものがあります。
私達のフィールドです。
水分をたっぷりと含んだ森林の腐葉土から一斉に草木が伸び森の様子は一変します。
自分たちの使っているフィールドは殆ど人の手が入っていない雑木林なので、梅雨明けは凄まじい事になります。
無秩序に生えた草木がフィールドをまんべんなく覆う事になるので、数メーターの距離ですらお互いが見えなくなることも珍しくありません。
また全く特徴の無い草木の中に身を潜めていると、方向感覚ですら怪しくなっていきます。
新人のメンバーなどは全く方向感覚を見失い戦闘どころではなくなります。
したがって緑の濃い時期は、時計を使った簡単な方位測定の方法などを教え込んでからフィールドに入る事にしています。
サバゲフィールドの9割以上はこのようなアウトフィールドとなるので、皆様のフィールドも程度の差はあれど似たり寄ったりなのではないでしょうか?
「全く敵が見えない・・・」
タロンのフィールドで良く聞く言葉です。

そこで今回は音について考えてみたいと思います。

音とはわざわざここで書き込むまでも無く、空気の振動であることは皆さんお分かりですね。
人間の五感である聴覚という環境探査システムが捉える空気の振動です。
人間や聴覚を備えた生物はこの音を感知することで、視界の外で起こっている現象を知覚し、次の行動の判断材料にしているわけです。
何かの衝撃音を感知すればその方向に視覚を振って状況を確認する。
何かのメロディーを感知すれば、スマホに手を伸ばす。
といった具合に視覚内外の環境情報を収集する重要な感覚器であるわけです。
更に、言語という人類最高の発明もこの聴覚という感覚器がなければ発明されることもなく、今現在のような科学と文明も築くことはできなかったでしょう。

さてこの聴覚ですが、実際の戦闘においても非常に重要な働きをします。
不幸なことに今の世界情勢は決して安泰な物ではなく、ネットの動画サイトでは、ほぼリアルタイムで紛争地帯の映像を目にすることができます。
その動画の中では様々な兵器の音が聴こえてくるわけです。
その中でも銃声は特に戦場の情勢を伝えてくれるいい情報源となりえます。
慣れた兵士ならその戦場の騒音から兵器の種類、数、距離をほぼ正確に割り出せます。
地形を熟知した士官ならば、どこにどのような戦線が展開しているか脳裏に浮かべることも可能でしょう。
AKが何丁、戦車が何両、RPGが何門、銃声砲声はどちらに移動しているか?
戦場の騒音からこれらの情報を引き出す能力があれば、戦況を有利に展開することも十分可能です。
また実際に第二次世界大戦のロシア戦線などでは、全面のロシア軍と戦っているドイツ軍の部隊を両側の戦場騒音が通り過ぎ、自分たちの後方に砲声が移っていく音を聞いて自軍の戦線が突破された状況を判断した。というような話を聞いたことがあります。

このように非常に有効な感覚器官である耳ですからサバゲにおいても有効に使うべきです。
逆の言い方をすれば聴覚の情報を有効に活用できないようでは、良いゲーマーにはなれません。
目に見えた敵だけを撃つようなゲーム展開だけでは、視覚外で活動している敵の動きに対応できず、いずれフラッグを落とされてしまいます。
仮に自分が生き残ったにせよ、チームが負けてしまった事に変わりはなく、今までの戦闘はただの徒労だったという事です。
自分が面白かったからいいや・・・、と考えるようではなんの進展も得られず、取り残されていくばかりとなります。

ではどのように「耳」を有効に使うかという事になります。
まずどのような条件なら耳を十分に生かせるかを理解しなくてはなりません。

人間または高等生物は皆視覚という感覚器を持っていますね。
真っ暗闇の深海で生きるような生物は別としても、視覚は重要な感覚器官であることは紛れもない事実です。
例えば草食動物は肉食動物の接近を阻止するために、顔の側面に目を配置することで広い視覚野を持っています。
逆に肉食動物は獲物との距離を正確に図る必要があるために顔の前面に並んで配置されています。
耳の形状も全く違いますね。
草食動物はより広い方向からの情報を得るために大きく、そして良く動きます。
対して肉食獣は忍び寄る前方からの情報を得るために、前方に向けて配置されています。
人間の耳は顔の両側にあり、顔の比率から言っても大きな器官です。
石器時代に肉食動物に襲われ続けた経験が遺伝子に染み付いているのでしょう。
両側にある耳は音の強弱だけでなく方向も正確に捉えることが十分に可能です。
更に視覚は非常に優秀で、ミリ単位の小さなものからキロ単位の遠く物まで識別することが可能です。
高速で動き回る物体との空間認識力も非常に高く、野球や剣道、テニスのプロ選手たちの存在がそれを立証しています。
それだけの能力を潜在的にもっているはずなのに、最近でも肉食動物に襲われる人々の話は後を立ちません。
なぜ人間は肉食動物の接近に気がつかないのでしょう?
それはターゲットに対する理想的な攻撃手段と知識を本能的に持っていて、それらの全てを有効に活用できるからなのです。

では肉食動物の代表でもある虎を例に取って、一つづつ分解して考えてみましょう。
まず人間が物体の接近を感知する器官は、目、耳、鼻の3つです。
対する虎も同じく3つです。もちろんその性能の差は比べ物にならないのは言うまでもありませんが、基本的な物は同じで目標や状況、位置をとらえるための複合探知システムのようなものです。
次に感覚器以外の特徴となりますが、ここからが人間と大きく違う事になります。
まずはその巨大な体躯を覆っている美しい虎縞模様ですが、特に迷彩色という訳ではないのに、薄暗い密林の中では最新のBDUですら遅れを取るほど見事にジャングルに溶け込んでしまいます。
そしてその体毛は密集した草木の間を潜っ移動してもなんの擦過音も立てません。
人間の顔程もある大きな足首と四本の手足は絶妙なバランス感覚で体を支え、何かを踏み外したり体を不用意に揺らすことはありません。
更に足の裏の柔らかい肉球は地面に密着し完全に足音を消し去ってしまいます。
つまりは完全な迷彩とストーキング能力を有しているということです。
次に虎はこの能力を無駄なく使いこなします。
獲物の風下側に回り込み、視界の効かないブッシュの中で嗅覚と聴覚だけを頼りに接近します。
もちろん何の音も立てず、その体は環境に溶け込んで視覚では見分けることは困難です。
そして接近した獲物に気づかれる寸前、一息で確実に獲物に致命傷を与えられる間合いを両の目で正確に図ります。
最後に獲物がこちらに急所を向けるか、最も無防備になる瞬間を捉えます。
振り向いたら後ろにいた。という最悪な形になるという事です。
視界の効かないジャングルで聴覚と嗅覚をフルに活用した結果ですね。

つまり全て虎側が有利な条件で獲物と対峙するわけです。
対する人間側が襲われる条件というのは、ジャングルの中や畑の中で何かの作業をしているという状況で襲われることがトップのようです。
襲われる人間は最大の感覚器官である視覚が効かず、聴覚も嗅覚も使えず、周囲に警戒をしていない状況下で虎に至近から奇襲攻撃を受ける訳です。
これでは人間側が虎に勝てる道理が無いのです。
またこれを逆に考えるなら、虎に近い行動が出来れば、深いブッシュの中での戦闘は俄然有利なものになると言うことです。
この虎の捕食行動を戦闘に当てはめていくと、索敵、移動、接敵、射撃という4つのパートに分かれるわけです。
この4つを完璧にこなせば個人間の戦闘は勝てるという事です。
ここで重要となるのは「音」です。
静かなブッシュの中で枝を踏み折る、パキッ、という音は意外なほど遠くに届きます。
この枝を踏み折る音が2~3回も続けば、ベテランのゲーマーなら大体の位置距離を把握できます。
ではどうしたらこのように耳を鍛えることが出来るのでしょうか?
残念ながら自分は聴力を良くするような方法は聞いたことがありません。
目のように遠くの物を見ることで遠視能力を鍛えるというわけには行かないのです。
ただ、その音の持つ意味という物を良く考えるという事は誰でも出来ます。
その音から敵の体力、注意力、人数、移動方向、移動速度、目的などを分析することが可能です。
例えばしょっちゅう音を立てて移動するゲーマーなら、経験が浅い、脚力不足、注意力が足りない、装備の重量をもてあましている、等色々なことが分かります。
逆に殆ど無音で移動するようなゲーマーなら、それだけでかなり腕の立つ敵という事になります。
そして視界の効かないブッシュでの戦闘は必然的に近距離となりますね。
ここでもまた音、銃声の存在がポイントになってきます。
大きな大会や有料フィールドでアサルトライフルに長いサプレッサーをつけている方を良く見かけます。
これは個人の趣味や戦闘スタイルの話しとなるので肯定も否定もしませんが、電動ガンを完全に無音にすることは出来ませんし、ブッシュの中での取り回しにダイレクトに影響します。
平地にバリケードが点在しているようなフィールドならたいした問題ともなりませんが、深い森林のようなフィールドであれば行動力にかなりの制限がかかり、逆に不利な状況に追い込まれる可能性も十分に考慮すべきでしょう。
また重量バランスを崩すことにもなりかねませんので、射撃性能に重点を置く方々はサプレッサーによるプラスとマイナスの面を良く考えてみたほうがいいでしょう。
次に銃声を立てることは全て不利、と考えるのは間違いであるかもしれません。
アサルトマンとライフルマンの戦闘スタイルの違いで考えれば、アサルトマンは取り回しの良い静かなガン、それを援護するライフルマンはマルイ次世代ガンのように派手な銃声で敵の注意をひきつけるといった具合に、役割分担が確立していれば何の問題も無いはずです。
それに視界の効かないブッシュの中で、移動しながらセミオートとフルオートの使い分け、更にはハンドガンを取り入れての攻撃は敵の人数把握に混乱をきたし、正確な戦況判断が難しくなります。
さらに最前線のアサルトマンは後方からの援護がないと自由には動けません。
その援護が無音であったり、火力不足であったりすると、中々動くタイミングを取れず侵攻できないばかりか、逆に狩り出されてしまう可能性が高くなります。
自分の戦闘スタイルの確立と、それに見合ったガンをセレクトする目は、サバゲには必須であると自分は考えます。
これがちぐはぐであった場合、自分はどこでどのように戦うのかというポジションが定まらず、チームとしての戦力に参加できないというおかしな話になってきます。
豪快な銃声のフルオートと戦っているうちにどこからか撃たれた。またアサルトマンなのかライフルマンなのか分からない弾にやられた?。
というような状況を作り上げるのが、前衛とそれを援護するフォーメーションの理想なのでは無いでしょうか。
視界の効かないフィールドでの戦闘は、このように音に対する認識を大きく改めることが必要です。
ガンにサプレッサーを取り付けるより、音を立てずに移動する足運びとブッシュの中での索敵能力を磨くことが遥かに有効です。
ガンを撃つという動作は敵を発見し、有効弾を送り込める距離まで接近した結果できる事なのであり、動くだびにバキバキ音を立てたりそばの木々を揺らしているようでは攻撃距離に接近する前にやられてしまいます。
そうなると遠距離からの威嚇程度の攻撃か、ひたすらアンブッシュする事しか出来なくなり、まったく戦力にならないということになります。
サバゲもスポーツで有る以上、道具に凝る前に自分の体力、技術を向上するように鍛えることは当たり前であり、その辺りの事を理解できない者ほど技術を無視して道具に頼りたがる傾向が強くなります。
優れた道具を手に入れたいという心情は分かりますが、その手に入れた道具を使いこなす技術が無ければ、猫になんとやらという事になりますよね。
上手くなりたい。と、考えるなら、常に技術の向上心を忘れぬことです。


ここまでのお付き合いありがとうございます。
今年は蚊から媒介するデング熱の脅威が早くもマスコミで取り上げられています。
防虫剤や蚊取り線香などプロテクションに十分な注意をはらって下さい。
また、ウルシなどの毒性の強い植物にも要注意です。
うちのメンバーもすでに一人がやられて、かぶれが治らずフィールドに入れなくなっています。
敵との交戦よりも、自然の驚異に対処するほうがより難しい戦闘なのかもしれませんね。

では、また。






























  


Posted by TALON  at 21:12Comments(0)