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Posted by ミリタリーブログ  at 

2015年07月31日

ガンのクリーニング

こんにちは、MBホーネットです。

暑い日が続いていますね。
ここ八戸も夏日が続いています。
窓を開けっ放しにしていても温度計の針は30度に届かんとしています。
野外で働く方、サバゲで汗を流す方は十分に水分を取り、日射病、熱射病に注意してください。
八戸も梅雨明けしたようですが、「どこが梅雨よ?」ってくらい暑く雨なんか殆ど降りませんでした。
唯一台風の影響でまとまって降ったくらいでむしろ空梅雨状態ですね。


夏本番で我々サバゲーマーにはいささか辛い季節やってきました。
私自身は夏の暑さが大好きなので、たいして負担に感じないのですが、体力不足のメンバーや女性ゲーマーは大変だと思います。
防虫スプレー、日焼け止め、ウルシなどの毒草対策、休憩時間の調整、冷たい飲み物、休憩所の日よけ対策、メンバーのコンディションなど、普段よりいっそう気を配る必要が出てきます。
特にゲーム中のゴーグルの曇りや、暑さに耐え切れずBDUを脱ぐ、又は肌の露出、フェイスガードを外すなど、潜在的に危険度が高まってくることがあるので注意が必要です。
チームリーダー、サブリーダーの方はゲーム中のメンバーの様子を良く確認することです。


さて、先日岩手久慈市のサバイバルチーム「NINE FORCE」様を当フィールドまでおいでいただき、初めての交流戦となりました。
ただ当日に限って台風の進路が微妙で天候が危ぶまれる状況に・・・icon10

何とか雨は降らなかったのですが、前日まで結構な勢いで降っていたためにフィールド地面はヤバい状況で、更に濃い霧がかかっていてフィールドは薄暗く、まるでナム戦の再現のような状況になってしまいました。






参加メンバー数の調整のため、自分が終始NINE FORCEチームに同行してBLACKTALONと交戦していましたが、他のチーム混ぜてもらって自分のチームと戦うというのも中々新鮮な体験でした。
戦い方も戦術も荒削りなのですが、結成したての若いチームなので、これからもどんどん伸びていくでしょうね。
休憩時間にチームメンバーたちが集まって熱心にディスカッションしている彼らをみて感じたのは、その熱心さでした。
何の趣味でもそうですが、熱心な人たちは必ず上手くなっていくものです。
近いうちにまた交流戦計画を考えていますので、その時はまたよろしくお願いします。

久慈市近郊に在住の方で、サバゲをやってみたい方がいたら是非連絡を取ってみてください。


今回の交流戦では、高湿度のブッシュの中、泥の上を匍匐して戦っていたので、ガンから戦闘装備が全て泥まみれになってしまいました。
BDUは洗濯機にでも放り込んでしまえばいいのですが、ガンはそういうわけには行きません。
そこで今回はガンのメンテナンスを中心にお話していきましょう。

ただ自分の方法は文字通り自己流で誰に教わったものでもありません。
時代と共に便利な道具が出てきてちょっとづつ変わってはきましたが、基本的には何十年も同じ事をやっています。
この方法でクリーニングして故障など起きたことが無いので、特に問題ないかと思っています。
まぁ、参考程度にどうぞ。

いじる前には必ずチャンバーの残弾確認とバッテリーの接続解除を絶対に忘れないでください。
メンテ中の暴発事故は少なくないのです。

まず外装ですが、余りにも汚れていたら綺麗な雑巾で水拭きします。
強くこするとボディのコーティングに傷が付きますので注意しながら、固く絞った柔らかいウエスで何回かに分けてふき取ります。
またハンドガードなどの外せるパーツは外してしまい、柔らかめの歯ブラシなどを駆使して綺麗に水洗いしてしまったほうが早いかも知れません。
当然ですが、メカボやモーター、配線、トリガー周りには水は厳禁です。
1時間ほど置いて乾かしたら、隙間に入り込んだ細かい埃や砂などはエアダスターを使って吹き飛ばしてしまいます。
ストックのなどの稼動部分にこびりついた汚れは、綿棒を使ってクリーニングします。
外装のクリーニングが終わったら内部のクリーニングです。

ここでは自分のMASADAをモデルとして説明していきます。
まず専用の工具や綿棒、各種スプレーなどを手元に用意します。
必ず守っていただきたいのは、分解には必ず専用の工具を使うこと、油性の潤滑スプレーは絶対に使わないこと、自信の無い者は絶対に開けない事です。
特に工具は重要で、たまに見かけますが、例えばピンポンチが必要なのに六角レンチなどを使って叩く人がいます。
これでもまあピンが抜けることは抜けますが、何度か同じ事を繰り返すとピンが歪み、ピンを通している穴にダメージが残ります。
結局ガン本体の寿命を縮めかねないダメージに繋がっていきます。
またその六角レンチ自体も変形してしまうので、分解中にビス穴をつぶしてしまったりと、決していいことはありません。
これでは何のために整備しているのか分からなくなりますよね。

話しを進めましょう。
マサダはモジュラー構造なので、至って分解は単純です。
まずはアッパーレシーバーのテイクダウンピンを抜いてレシーバーを分離します。





分離した時にメカボやレシーバー内部に埃や泥が入り込んでいないか良く堪忍します。
ざらざらするようでしたらエアダスターで吹き飛ばしてしまいましょう。

下の画像はテイクダウンしたマサダです。
レシーバーの奥の赤いパーツがホップチャンバーです。
まず、ホップを完全開放状態にして(忘れるとホップ周りのパーツを破損する恐れがあります)エアダスターでインナーバレルを吹き、クリーニングロッドを通します。
クリーナーには燃料用アルコールを使っています。
水で濡らしたクリーナーなどを使うとバレル内に曇りが残りますし、オイル系ですと埃がへばりつきますので、洗浄には燃料用アルコールが良いようです。
もちろんバレルクリーナーがあれば使ってください。
続いてガンを逆さにしてマグウェル内部と給弾口をクリーニングします。



画像では見づらいかも知れませんが、給弾口やマグウェル内部がかなり汚れてます。
給弾口の汚れはアルコールを浸した綿棒で丁寧にクリーニングし、マグキャッチ周りも綿棒で、マグウェル内部はウエスでクリーニングします。
この部分は給弾不良に直結しますので、念入りなメンテが必要です。



この通り、綿棒は真っ黒です。

続いてマガジンもクリーニングします。
マガジンのメンテもガン本体と同様に重要なことです。
それほど手間がかかるわけではないので、ガンと同時にやることにしています。
ガンが汚れるということは、同時にマガジンにも同様にクリーニングが必要であると考えてください。


話しがまた横にそれますが、マガジンにはスプリング式の物とゼンマイ式があることは皆さんご存知ですね。
自分は給弾の確実性と、リアルな戦闘が面白いのでゼンマイ式である多弾マグは使いません。
確かにマグチェンジ無しで数百発を発射可能とした多弾マグは便利でしょうが、確実な給弾性能ではスプリング式にはかないません。
意外と簡単に不良がおきます。
一番多いのがマガジン内部の異物混入です。
砕けたBB弾の破片やホチキスのクリップ、ちょっとしたゴミの混入で簡単に動かなくなります。
うちの若いメンバーも、マグにギッチギチに弾を詰め込みすぎての給弾不良を起したことがあります。
次に問題なのが匍匐した時です。
構造上マガジンバンパー部にゼンマイを巻き上げるギアが露出しているので、ここに泥が噛み込んだ事に気づかずに巻き上げるとアウトという事になります。
内部に泥が入り込んだ場合は、分解整備しかありません。
多量の泥が入り込まない限り大丈夫なようですが、戦闘中は余り気持ちの良いことではありませんね。
他にも弾数が減ってくると移動のたびにジャラジャラと音を立てたり、撃つたびにゼンマイを巻き上げなければならないとか、瞬間的に激しい戦闘に突入したりするとゼンマイを巻き上げる余裕がなくなるとか、自分の眼から見ると不利な点の方が多いように思われます。
また静かなフィールドでのゼンマイの巻き上げ音は良く響き、その音源に撃ちこんで撃破することは意外と容易で、接近戦では不利な立場におかれます。
高レートのハイサイクルガンには不可欠なマガジンですが、思わぬ落とし穴があることは忘れてはいけないマガジンです。


話しを戻しましょう。
マガジンは基本的に分解する必要はありません。
分解整備するとしても年に一回程度です。
多弾マグの場合は給弾口から中を覗き込み問題なければエアダスターで吹くくらいで十分です。
スプリング式と多弾、どちらのマガジンでも注意するのは、BB弾を給弾口そしてタペットプレートに送り込むリップの部分です。
ここに異物がくっついていたりすると当然ガンの中に入り込み給弾不良の原因になりかねません。
綺麗にクリーニングしましょう。



ついでにマグキャッチの爪がかかるくぼみの部分も掃除します。
極端に汚れない限り問題ない部分ですが、社外品のマグなどの場合はうまくキャッチがかかっていない場合があり、この部分が不自然に削れていたりします。
いずれ磨耗が激しくなってきますとマグががたつき、給弾不良や最悪マガジンの落下に繋がりますので、たまに見ておく必要があります。



マサダの場合はMAGPULの純正マガジンなので何の問題もありません。
マガジン本体もハイグレードのポリマーを使っているので高い耐久性が保障されています。

最後にビスやスチールパーツの錆び止め対策をしたり傷の着いた部分をマジックペンで補修し、ボディに艶がなくなっていたら、乾いたウエスにシリコンスプレーを軽く吹きつけ、万遍なく磨き上げます。
この時ガンに直接スプレーしてしまうと、非常に滑りやすくなるので本体へのスプレーはやめたほうがいいでしょう。
あとは別なウエスで乾拭きすれば、一通りのメンテは終了です。

とりあえず簡単なメンテナンス方法ですが皆様のお役に立てれば幸いです。
ガンのメンテナンスで最も必要なことは、メンテナンスをしなければならない情況を作らない事だと考えます。
例えば、何気にガンを地面に置く、、車に装備を積むときにガンの上に物を置く、真夏に車内にガンを置きっぱなしにする、ガンラック以外によりかけてガンを倒す、不良なスリングなどでガンを落下させてしまう、直射日光に晒す、規定電圧以上のバッテリーを使う・・・・
以上の事は全てガンを劣化させたり破損したりする原因となることです。

また高温多湿や落下などの衝撃、重量物によるプレスなどはガン本体だけでなく、ダットやスコープなどの光学機器に深刻なダメージを与えかねません。
車内へのガンや装備の放置は、高音によるガスボンベの爆発、バッテリーの発火、といった車自体の火災に繋がりかねない危険性も孕んでおり、万が一盗難にあった場合は、警官に盗難物の説明をする時にかなり都合の悪い思いをすることと思います。
アメリカの南北戦争のとき兵士たちに徹底させたのが、馬、装備、人、の順番で整備させたことだそうです。
現代の軍隊にもそれは生かされ、装備や車両をほっといて飯など食っていたのでは、間違いなく上官にどやされます。
そして注意すべきは、メンテだけでなく、戦闘中のガンの取り扱いも重要な要因を含んでいます。
良くあるのが、落としてしまったマガジンをガンに装着したり、慌ててガンを取落としたり、敵弾を回避する時にマズルを地面に突き刺してしまったり。
また、匍匐して泥だらけの手でマグチェンしたり、そのまま戦闘を続けて気が付いたときはトリガー回りが真っ黒になっていたなど、ゲーム中はガンに注意が向かなくなっている初心者の方たちにありがちな状況です。
内部機構に泥が噛み込みますので、分解整備や泥を吸い込み傷が付いた、ピストン、シリンダーの交換などオーバーホールが必要になってしまいます。
どのような状況であれ、ガンから注意をそらしてはいけません。
フィールドの真ん中で突然作動不良を起してしまったら、それは全てあなたの責任なのです。
ピストンがクラッシュしたときギアが欠けたというような予想できない内部的な故障ならともかく、いい加減な取り扱いの果ての作動不良であればなんの言い訳も出来ません。
大規模な対外戦で重要拠点やフラッグを挟んで対峙しているときにこのような事態を起してしまったら、周りの迷惑だけではすまないかと思います。

電動ガンは高度に調律された精密機器であることを自覚してください。
定期的なメンテも大切ですが、常にガンの調子や異常に気が付くように気を配ることことが大切です。



八戸では台風も恵みの雨でしたが、連続する台風に大きな被害が出たようです。
亡くなられた方たちの御冥福と被災地の復興を心より願うものであります。

では、また。






















  


Posted by TALON  at 17:43Comments(2)

2015年07月11日

サイティングその2

こんにちはMBホーネットです。

しばらくブログをサボっておりました。
余りの不摂生な生活に体が耐えられなかったようで、持病が悪化し入院となってしまいました。
なんとか仮出所するのに二週間ばかりを要しました。
チームや友人に迷惑かけっぱなしです。
また、この愚者に献身していただきました、市民病院の秀逸なスタッフの方々に、この場を借りてお礼申し上げたいと思います。
入院するたびに感じるのですが、医療関係者の毎日の激務には頭が下がる思いであります。
このブログにおいでくださる皆様も健康には注意してください。
サバゲやスポーツに汗を流してからシャワーを浴び、風呂上りの美味しいビールと美味しい食事を楽しんだ後に柔らかいベッドに潜り込んでぐっすりと眠る。という日々がいかに貴重なものであるか、一度でも病床に沈んだ経験の有る方はお分かりかと思います。
昔オートバイの魅力にハマり峠道をしょっちゅう走っていた時期、転倒するたびにお世話になっていたある医療関係者に言われたことがあります。
「身体を壊すのは君の勝手だが、それを治すのは我々なのですよ。
その辺りの事をもう一度良く考えて、バイクに乗ってくれないかな・・・」
派手に裂けた傷口を洗浄しながら淡々と語る横顔に返す言葉もありませんでした。
言うまでもありません。
身体は1つです。
元気にサバゲを楽しめるよう日々精進してください。

さて、大分話しが斜め下に飛んでしまいました。
今回はサイティングその2です。

以前の書き込みで、簡単ですが、サイティングの基本的な考え方と構え方という話しをしました。
今回はその話を進めて、サバゲにおける実戦レベルでの戦闘照準という形でお話していきたいと思います。
前回お話しました、体力と射撃姿勢の重要性をご理解いただけましたでしょうか?
今回はその状況を十分に理解し、また自分の技術として体現できるできる程度の技術力が無いと、ちょっと難しく感じるかもしれません。
難しいと感じたら、以前のブログにまだ目を通していただき、初心に帰ったつもりで練習していただければ幸いです。

では皆さん質問です。
サバゲで使い慣れたガンとその実銃を20メーター先のマンターゲットに撃ち込んで命中率を比べてみるとします。
もう少し分かりやすく説明すると、マルイ製M4と、かの有名なナイツ製M4を撃ち比べてみた時にどちらが当たるか?
という事です。
さてどちらでしょう。
実際に撃ってみれば、さして命中率に代わりが無い事に気が付くと思います。
もちろん先に書いた、実際に技術が身についている者が撃った時の話しです。
電動ガンであれ実銃であれ、自分の技術力以上の結果は決して出ません。
ちょっと練習して反動の制御や銃声に慣れてしまえば、近代のアサルトライフルは非常に撃ちやすいことに気が付くと思います。

では実際にそのナイツM4とマルイM4をサバゲで使い比べるとしたら、どちらのガンがより有利だと考えますか?
もちろん射程や威力は実銃とエアガンでは比べ物にならないので、状況としては実際にはありえませんが、初速はそのままで射程も威力も1ジュール以内とします。
装弾数30発、反動の制御もしなくてはならず、重量の関係から装備できる弾数はせいぜい300発のリアルM4。
そしてもう一方は、使い慣れカスタムしたマルイM4。
多弾マグを使えばマグ一本で300発の火力を展開できるだけでなく、ハイサイクルガンを投入すれば秒間25発、毎分1500発という途方も無い火力です。
実に実銃の2倍です。
携行弾数も3000発以上が可能でしょう。
実銃のM4はスタンダードなアイアンサイトだけ、マルイM4にはダットでもスコープでもOK。
さて皆さんはどちらのガンをチョイスしますか?

色々な意見や考えが出てくるかと思いますが、自分なら迷う事無く実銃であるナイツM4を取ります。
火力でも装弾数でも遥かに劣るガンをなぜ選ぶのか・・・・?
確かにデータだけ見ると圧倒的に実銃の方が不利なように見えると思います。
しかしなんであれ、実際に実銃を撃ったことのある人間の眼から見れば、電動ガンは所詮良く出来た玩具にすぎません。
何がそこまで違うかというと、まず初速の違いです。
電動ガンから射出されたBB弾が40メーター先のターゲットに着弾するまで約1.6秒ほどかかるかと思います。
時速360キロで射出されたとして、空気や重力の抵抗で初速は大きく減衰していきますから、反射神経の優れた若い方たちなら十分回避できるでしょう。
では実弾の初速とはどんな物でしょう。
グリーンチップと呼ばれる軍用のミリタリーボールですと、陸軍使用のM16A3から射出される初速は秒速約990メートル。
ほぼ秒速1キロの初速となり、到底銃弾を回避することなどありえないという事がお分かりかと思います。
次に違う点は弾道の曖昧さが一切無いことです。
スコープを取り付けた電動ガンやエアコッキングライフルを撃ってみれば分かりますが、いかにガンを固定して撃とうが、全弾が同じ弾道を描く事はありません。
むしろびっくりするほど弾が散っていることが分かるかと思います。
実銃の弾道にはそのような曖昧さが一切ありません。
しっかりと調整されたガンは必ず狙ったところに着弾します。
標準的な価格のM4であれば100ヤードで4MOA以上の精度があるようなので50メーターでは5センチ程度にまとまるはずです。
高価なナイツM4では100メートル先のピンポン球を簡単に撃ち抜く精度があると聞いていますから、サイトに捕られられればそれで終わりです。
もちろん先に書いたようにシューターの腕に応じた。という前提は付きますが・・・

つまり相手が実銃の場合となれば、照準に捉えられた瞬間にほぼ確実にヒットされるのです。
多弾マグもハイサイクルも敵ではありません。
戦闘どころが手足すらバリケードから出せなくなると思います。
電動ガンの射程である50メーター以内での戦闘がサバゲでは常識ですが、その中で顔をあげて敵方向を覘いたりバリケード間を移動したり出来るのは、「この距離ではBB弾が当たらない。」又は回避できるという前提条件を経験で分かっているからこそ出来るのですが、相手が実弾と同じ初速と精度となると全く話は変わってきます。
何かの戦争映画のように、ピュンピュンと頭上をを掠めていく弾の下でバリケードの影に入り込み頭を抱えているしかなくなります。

大分前置きが長くなってしまいましたが、つまりはエアガンの戦闘は実銃での戦闘とは違った独特の戦い方があり、ある意味実戦より難しいといっても過言ではないいう事をお話していきます。

初心者がサバゲで何より最初に学ばなければならないのは、敵までの距離を目測で正確に見積もる技術です。
敵の姿が見えたからといって闇雲に撃ちまくっても、ここにいるぞっ! と、大声で叫んでいるような物で敵に状況判断の材料を与えている事になります。
出来れば、いきなり実戦に入る前に、BB弾がどこまで届くのか、また50メーター、40メーターといった各距離に人を立たせて目測の練習をするべきでしょう。
これは馴れた人間でも時々やってみて、目測の狂いを調整してみましょう。
人間の感覚という物は徐々に狂ってくるものなのです。
また、何も無い開けた場所で見る30メーター先の人間と、ブッシュの中で見る30メーターでは目測に違いが出てきます。
例えば太い木々が多いフィールドでは、対照的に人間が小さく見えるので、距離が遠く感じてしまいます。
このように環境による距離感の違いもよく理解しておくことです。

次に初心者同士がフィールドで撃ちあっている光景でよく見かけるのが、射程距離ギリギリでいつまでも撃ち合っているという状況です。
先に書いた通り、40メーター以上の距離だと弾がはっきりと目視できるうえに、弾速もかなり低下しているので簡単に回避できます。
更に未熟な射撃の腕も手伝って、いつまでたっても埒の明かない射撃に終始するといった、小学生の雪合戦のような、なんとも歯切れの悪い戦闘になってしまうわけです。
このような戦闘を経験してしまった後、どのように考えるかでその後のサバゲに対する考え方が大きく変わってくると自分は考えます。
まず最も簡単なのは「よし、もっと射程の長いガンを買おうっ!」
もう一つは「避けられるし、当たらないからもっと接近して撃ってみよう」
皆さんはどちらを取りますか?

どちらをとっても間違いではありません。
物に頼るか、技術を磨くかの違いでしかありません。
しかし初速規制がある限り射程を延ばすには限界が見えています。
また多少BB弾の到達距離が伸びたからといっても、それは命中精度とは全く別のものであることは言うまでもありません。
状況が刻々と変化するフィールドの中で柔軟な対処が可能なのは、身に着けた技術か、または射程を多少延ばしたガンであるか?
皆さんも良く考えてください。

ちょっと話しを横道にそらしてサイトとホップのセッティングのコツのような物をお話してみます。
もちろんこのセッティングに対する考えは人それぞれなので参考程度と考えてください。

皆さんはホップの強弱を決める時は何を基準としていますか?

このホップの強弱というのは結構微妙でデリケートなセッティングを要求するので、撃つ度に、また弾を変えた時に必ず試射してみてからどのくらいの強度でホップをかけるかセッティングを考えます。

よく試射場で見かける初心者にありがちなセッティングは、とにかく遠くにBB弾を飛ばそうとするホップのかけ方です。
物凄い人になると、50メーターも先にホップを合わせようとしている人もいます。
ホップ調整が終わった辺りに声をかけて、ちょっと撃たせてもらったりすると、使い物にならないことがすぐ分かります。
近距離では着弾がかなり下にそれているので、いったい何を撃つつもりなのか疑問に思うときがあります。
このようなセッティングだと、ブッシュの隙間やバリケードの影から見え隠れしている手足に撃ち込むような芸当はまず無理になります。
特にガンにスコープを乗せている初心者にこの傾向が強いようです。
スコープを覘くと当然のように、遠くまで見通せる事が原因のようですが、見えているからといってガンの射程が延びるわけではないので、弾の到達距離を無理やり稼ごうとすると、このようなホップのかけ方になるわけです。
更にいうとBB弾が届いたからといって、それがターゲットに当たるかという話しは全くの別問題であると考えてください。
0.2g程度の6ミリBB弾の弾道はとても不安定なものです。
ちょっとした風に流され、葉っぱにかすっただけで簡単に弾道はそれていきます。
それはBB弾の移動距離が長くなれば長くなるほど様々な外乱因子に左右され不安定になっていきます。
これは実銃から撃ちだされたライフル弾にしてもまったく同じことがいえます。
1ジュールだけの運動エネルギーしか与えられていないBB弾には、それだけの仕事をこなすしか出来ないという事です。
厳密に物理の法則に縛られるわけで、これを覆すことなどありえないのです。
まずこのことを前提に考える必要があります。
遠くの物を狙おうとすればするほど弾道軌道の頂点は高くなり、照準器が捉える照準線とかけ離れた高い放物線を描いてからターゲットに落ちていくわけです。
ゴルフや野球などの、遠くに球を飛ばす球技を経験している方なら簡単に理解できると思います。
つまりサイトが捉える照準線を横から見たとすると、強いホップをかけられたBB弾は照準線のかなり下から射出され、照準線と交差した後、急角度で上昇していき、エネルギーを失うと急激に落ちていきます。
俗に言うポロダマというヤツですね。
つまり弾道は実際の照準線と二度交差するわけですが、余り遠距離を想定したホップ強度にしてしまうとこの交差点以外は上下の誤差が激しく全く汎用性のない弾道を描くことになるわけです。
スコープのセンターに敵を捉えて撃ったのに弾が頭の上にそれていった。
または近距離のバリケードから頭が出ていたので撃ちこんだら下に外れて逃げられた。というケースがこの状況になります。

理想的に考えるならサイトの照準線通りに飛んで、更に飛距離も限界まで稼ぎたいところですが、実際にはそのように都合よくは行かないので、照準の正確性と飛距離との兼ね合いの中で自分の技量に合わせた妥協点を探っていくことになります。
これはガン一丁一丁で全て違うので、実際に撃ってみてそのガンの癖を覚えるしかありません。
これは実際に軍隊でも教えられます。
例えば米軍のM16シリーズを例にとると、25メーター先のターゲットにサイトを調整します。
この状態で撃った弾は約250メートルでもう一度照準線と交差します。
このようにサイトを調整しておけば弾道線の頂点での上下動は数十センチに抑えられ、250メーター以内であればサイトのエレベーション調整をしなくても、人体上半身大のターゲットであれば問題なく直撃弾を送り込める事になります。
これを、バトルサイトゼロ、と呼んでいます。
自分のガンは全てこの理論に沿って調整してあります。
ゲーム前の試射さえサボらなければ、けっしてターゲットを外すことはありません。
当然飛距離は短くなりますが、その辺りは自分の戦い方とのマッチングであり、自分は特に不便を感じたことはありません。

長くなりました、話しを戻しましょう。
実銃との初速の違いを最初に書きましたが、スピードシューティングやサバゲでは非常に厄介な物です。
距離にもよりますが、例えば15メーターから35メーターの距離にランダムに設置されたターゲットを撃つ場合、遠距離のターゲットを撃った後に着弾を確認する前に次のターゲットを照準に入れないと到底良いタイムは望めません。
ところが着弾にタイムラグがあると、思わぬ所で足をすくわれる事があります。
遠くのターゲットを撃ち、次のターゲットに射撃をした直後に遠くのターゲットからの着弾音がしないことに気が付く。と言ったことです。
皆さんも経験があるかと思いますが、これでせっかくのシナリオが崩れてしまいます。
馴れてしまえば落ち着いてリカバーできるのですが、初心者だったり夢中になっていたりすると、外れた事に気が付かずオフィシャルに指摘されてしまい、一気にリズムが崩れてしまいます。
このようにシューティングならタイムの加算ですみますが、サバゲだともう少し深刻な状況になります。
ちょっと遠いというだけで、正確な照準線に捉えているのに、動き回る敵には当たらないというジレンマに陥る事になります。
サバゲでは当たり前に起きる状況です。
これに対処するには二つの考え方があります。
一つは回避できない距離まで接近する。
もう一つは、敵の回避先を想定して移動先に撃ち込む射撃法です。
特に小難しく区切る必要はありませんが、最初の方法は最前列で戦うアタッカーたちのが多用する射撃であり、もう一つはそれを援護するライフルマンの射撃です。
このように低初速のエアソフトガンでの戦闘には独特の射撃方法が必要で、様々な条件を想定して頭を使いながらの戦闘になります。
良く見かけるように、ヒョイヒョイと頭を引っ込めたりしながら撃ってくる敵にはそのまま撃ち合っていても時間と弾の無駄になるだけです。
チームで戦っている場合は、撃ちこんで動きを止めている間にアタッカーが忍び寄り、死角から射撃を加えて始末してしまうのが一番確実です。
自分ひとりしかいないのであれば、一時的に銃撃を中止してしまい、敵が接近してくるのを待つ、または密かに移動して索敵に顔を出した処に銃撃を加えるという方法があります。
いずれにしろ、その状況に対処する機転と落ち着いた正確な射撃の技術が必要です。
そして動きを予測しての射撃は偏差射撃と呼ばれる撃ち方でで、第二次大戦中戦闘機の射撃ではこの偏差射撃は必須でした。
敵機の動きを予測してその先、何も無い空間に向けて銃撃するのです。
照準が正確であれば、曳光弾の弾幕の中に敵機が飛び込んでくるように見えます。
サバゲではバリケードなどに走り込んでくる敵への銃撃に良く使います。
このテクニックはライフルマンを目指しているゲーマーには必須ともいえます。
特に中間距離での交戦が主体のライフルマンには、射撃の正確さだけでなく、着弾までのタイムラグを見越した機転の利いた攻撃力が求められます。
また後方からアタッカーたちに様々な指示を与える情況が出てくるので、戦闘だけに集中している訳にはいかなくなります。

では確実に直撃弾を入れられる距離まで接近する。というのはどうでしょう?
これは視界の情報だけでなく、耳や後方の援護から送られてくる情報から前方の戦況を読む、軍隊が敵地を移動する時のポイントマン的な感覚と経験が必要になってくるポジションです。
いずれにしてもそれなりの技術を身につけるには、ただサバゲを楽しんでいるだけでは身に着けることには限界があります。
日々のゲームを練習と考え、技術と経験を蓄積していくことです。
正確な射撃をを求めるだけではサバゲの戦闘には不足であることがお分かりいただけましたでしょうか?
敵の次の動きや着弾までのタイムラグ、また状況に即したセミフルの使い分けなど覚えるべきことは山ほどあります。

日々の精進が大切です。


スナイパー仕様としてチューニングを依頼していた黒マサダが、一応の完成として帰ってきました。
精度の向上のために正規品であるアルミチャンバーを組み込んでの調整を依頼したのですが、実はこの黒マサダが中々の問題児であったらしく、何度か無理を言って調整していただいたのですが、各パーツの寸法が他のマサダと違うといったデタラメなうえ、マサダ特有のバレルの交換システムが悪さをしているようで、完全にワンオフで作り直しまでしないとダメとのこと・・・
結局はマルイパーツを使っての大改造になり、スペーサーをかませてのすり合わせなど細かい調整をしてもらったおかげで、見違えるような精度を出してくれるようになりました。
まだ実戦には投入していませんので、なんともいえないのですが、奮発してEG1000からハイトルクモーターに換装してもらったところ、すばらしいトリガーの切れを実現してくれました。
狙撃銃として文句の無い仕上がりかと思います。
あとは何度かバトルプルーフしてみるだけです。
ただ、マサダの限界も見えてきました。
マサダのセレクターはアンビになっているのですが、左右のセレクターの動きに微妙なズレが出てきました。
これはセレクターを連結しているギアが磨り減ってきたためのガタで、いずれ磨耗が限界を超えるとそこまで・・・という事になります。
マルイ製のギアに比べると遥かに耐久性が低く、また交換部品も市場に出回っていないのが原因です。
自分はセーフティからのセミフルの切り替えを頻繁に行うのでこれも要因の一つでしょう。
良く見れば2丁ともセレクターの表面処理が剥がれて光っています。

いかにMAGPUL MASADAとはいえ、中身が中華であるということを、またまた実感しました。

忙しい中、無理をしてマサダのセッティングに苦心してくれた○○氏には頭の下がる思いであります。
ありがとう。

来週は岩手のチームとの交流戦の予定であります。
今までも何度か話があったのですが、うまく折り合いが付かずお流れになっていました。
また歴史の浅い発足したてのチームなのですが、非常にマナーのいい気持ちの良いチームであります。
このようなチームを見ていると、何十年の経験があろうと慢心してはいけないと考えるものがありますね。

ではまた。



























  


Posted by TALON  at 17:22Comments(0)