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Posted by ミリタリーブログ  at 

2016年08月13日

安全装置

こんにちはMBホーネットです。

暑いですね。
梅雨も明け、いよいよ夏本番となりました。
自分は夏という季節が大好きです。
特に初夏から真夏に向かっていく時は自然と体調も良く、行動も活発になります。
ルーフを取っ払ってオープンにしたJeepで野山に遊びに行ってみたり、涼しい風の抜ける森の中でコーヒーを飲みながら一日中本を読んでいたりします。
そういう時に限ってたまに珍しい来客が訪れたりします。
木の上からリスが覗き込んでいたり、目の前をイタチが横切ったり、鹿が不思議そうな表情でこっちを覗いていたりします。
精神的にリラックスしていないと中々野生の生き物たちと出会えないものです。
逆に意図的に接近しようとしても野生の物たち、特に小動物は直ぐにこちらの接近を察知し、風のように消えてしまいます。
第六感のような何かの感覚機を備え付けているように、安全な状況を見極めるすべを彼らは知っているようです。

今回はガンのセーフティ、安全装置のありようとその意味について考えてみようと思います。
まぁ、興味の薄い話題である事は自分も分かってはいますが、ガンという機械、装置、システムを扱う上でけっして避けては通れない話題であることは賢明な読者の方々ならお分かりかと思います。
厳しい言い方をすれば、安全装置を適切に扱え無い者やそれに付帯する安全管理を軽視する者にはガンを取り扱う資格などありません。
以前も書き込みましたが、安全管理を軽視しているという自覚のある者は、即刻ガンを手にするような趣味から手を引くべきです。
本人も含む周囲の人間に常に脅威を与え続ける不発弾のような存在で、自爆テロとさして変わらぬ危険な存在であると自分は考えます。
十分な注意を払ってガンを取り扱うプロのシューターやインストラクター達ですら暴発事故を起こしてしまうものです。
増してや、そのような安全管理意識の無い人間が手にしているガンがどれほど潜在的な危険をはらんでいるのか、考えなくてもお分かりになるかと思います。
タロンでは年齢、経験に限らず、ガンの取り扱いに不備が見られた時は遠慮なく指摘するように指示しています。
しかしそれでも何かに意識を向けていた時など、無意識に不備な取り扱いをしてしまうもので、未だ自分の未熟さに恥ずかしくなるときがあります。
ガンを手にするときは常に緊張感を忘れないようにしたいものです。

では本題に入りましょう。安全装置、ガンのセーフティとはいったいどのような使用条件に基づいて設計されたのでしょうか。
自分の勤める職場は、とある大きな工場で、様々な機械類が常に自分の周辺で稼動しています。
その機械類には全て緊急停止装置と操作する人間が巻き込まれて怪我をしないような安全のための保護装置がついています。
銃弾を射出するといった目的で製造されたガンにも、当然そういった安全装置が組み込まれています。
自分の知る限り安全装置が組み込まれていないガンというものを見た事がありません。
確か16世紀辺りのフリントロック式のガンにすら、ハーフコック状態ではハンマーが落ちないという安全機構が組み込まれていたという記事を読んだ事があります。
当時からすでにガンの安全という事に配慮された設計になっていたようです。
当然近代のアサルトライフルやハンドガンにもその設計思想は受け継がれ、ガンという機械を取り扱うときに留意しなければならない一つの重要なファクターとなっています。
使用する本人と周辺に対して危険が及ばないようにするための「安全装置」なのですが、取り扱いを損ねると逆に重大な危機を招く事もあります。
この辺りの問題が普通我々が取り扱っている機械装置と大きく異なっている点であり、様々なガン独特の安全機構を生み出している要因でもあります。
ガンのセーフティに使用者が求める条件とはちょっと極端な物で、装弾した状態でも撃つ状況にない時は完璧な安全性を求められ、そこから最小の一挙動で瞬時に全能力を開放できる状態に移行できる装置である事です。
また、それが出来なければ使用者の生命財産を守りきる事が出来ない、機械として欠陥品であるという事になります。
更にハンドガンとアサルトライフル、または狩猟銃ではセーフティに求められる使用条件も変わってきます。
数グラムの弾を射出するだけの単純な条件で設計されるガンですが、その使用条件の設定で安全装置そのものに対して非常にシビアな設計思想と安全性、操作性が求められるのがガンという機械の複雑な一面をあらわしている訳です。
この辺りが単純に装置を止めればいいだけの作業用機械の安全装置とは、全く別の物である事を理解していただきたい。

まずは皆さんもフィールドで手にするアサルトライフルを例に取って説明しましょう。
第二次大戦以降近代の軍用ライフルは、大きく分けてM4のようなセレクターレバーを回転させる方式とAKのようにダストカバーも兼ねた大型のレバーを上下させる方式に二分されます。
どちらも非常に機能的で単純なシステムで、馴れてくれば指一本でセミ/フルの切り替えも一瞬で可能です。
このように操作性は良好ですが、逆に安全面から見るといささか心もとないと言えるのかも知れません。
以前もブログに書きましたが、マルイのM16のセレクターレバーが装備に当たったりすると割りと簡単に動いてしまう事がありました。
もちろん実銃のM16はもっとしっかりしたクリック感があるはずなのでマルイ製M16のように簡単に動いてしまう事は無いのでしょうが、転倒してプレキャリ等の装備に接触して外れてしまう等の誤作動の可能性は多少なりともあるわけです。
そのような誤作動は当然設計者も可能性として考えているはずです。
しかし初代M16から近代のM4A1まで一貫して同じ方式を採用しています。
自分にはアメリカ軍がどのようなセーフティシステムを要求したか知る事などできませんが、大体の予想はつきます。
まずガンの使用条件が、セーフティ、特に手動で動かす能動的なセーフティシステムのありように大きく係ってくると考えます。
大量のアサルトライフルが見られる場と言ったらそれはもちろん戦場でしかありません。
皆様もニュースやYoutube等の動画サイトで、戦地を行軍している部隊や足元がケースで埋まってしまうほど派手に撃ちまくっている動画を目にした事があるかと思います。
つまりそこは戦場であり、敵軍と友軍という区分がはっきりしており、友軍以外の人間すべてが敵性という状況で、自分と部隊に対する脅威を確認したら即刻戦闘状態に移行する必要があるわけです。
このような極度に緊張した状況で、兵士達が自分の手にするガンに求める条件は単純な操作性と確実な作動性である事は間違いないでしょう。
また戦場では誤作動による暴発事故よりもフレンドリーファィヤーに代表されるような誤射、つまりなにかを敵兵士や敵の兵器と見誤って撃ってしまう状況の方が遥かに多く、深刻な事態を招いているようです。
つまり戦場での兵器類に求められているセーフティ機構に対する条件の優先度は、簡単な操作性と確実な作動性に重点を置いているのではないかという想像がつくわけです。
最も最近の戦場は中東やアフガニスタンのように、民間人やそれらに入り混じったゲリラが混在する低強度紛争や都市市街戦に移行しており民間人と敵兵士の区別が全くつかない有様のようです。
更に宗教的な思想や、感情的な問題で一方的に戦闘に介入してくる民兵組織の存在など、戦場のカオス化がいっそう進んでいます。
したがって戦地での兵士のストレスの度合いは飛躍的に高まっており、以前のように単純に戦闘を判断できなくなっていますね。
今世紀以降のアサルトライフルには、このような戦場の変化にも対応するような様々な要求が反映されていく事でしょう。
さて、話しがまた飛び始めたので元に戻しましょう。

続いてハンドガンのセーフティを考えてみましょう。
現在最も先鋭的なセーフティシステムを組み込まれたガンと言えば間違いなくオートのハンドガンでしょう。
これもハンドガンの使用条件から考えられた必然的なシステムであると言えます。
ハンドガンの定義といいますか、使用条件の一つにホルスターに収めた状態でキャリー可能なガンである事でしょうか?
もちろん自分の命を暴漢から守るために持ち歩いているわけで、条件によっては24時間手の届く状況が求められる場合もあります。
例えば余り治安のよくない地域に住んでいる住民などは自宅にいても常に侵入者の脅威にさらされている訳です。
また職業的にガンをキャリーする状況にある警察官やガードマンなどは犯罪に迅速に対処する重要なツールです。
そしてハンドガンをホルスターからドロウするような状況に突入した場合、その交戦距離は極至近距離であり、車内であろうが、暗闇の中であろうが、豪雨の中であろうが、指一本の操作で確実に作動状態に移行することが求められます。
このような使用状況から想像するに、ハンドガンのセーフティに求められる条件はアサルトライフルより遥かに厳しい物であると考えます。
戦場の兵士の場合、部隊で行動する兵士たちは常に他の兵士達の位置や銃口の向き、周囲の状況に常に注意を払うように訓練で深層意識に叩き込まれているために重大な事故は起こりがたいと考えます。

逆に一般社会でのハンドガンの運用の第一条件は、まず周囲の人間はこれ全て一般の民間人であり、いかなる状況であっても誤作動による暴発はいっさい許されません。
例えば人ごみの中で他人とぶつかった。車に乗り込む祭にシートにガンが挟まれた。ジョギング中に誤ってガンを路上に落としてしまった。
仕事中に会議室に移動しようとして椅子から立ち上がったら、デスクの角にガンをぶつけてしまった・・・など、幾らでもガンが暴発しそうな現状が生活の中に無数に存在する訳ですが、このような問題を全てクリヤしなければならない事が現代のハンドガンに求められています。

このような複雑な状況下での使用を想定されたハンドガンのセーフティシステムですが、我々ゲーマーが手にするガンにも暫定的ながら組み込まれています。
ガンによっては実銃に存在しないような安全装置が組み込まれている物もあり、日本のトイガンメーカーもガンの安全に対する配慮は怠っていないようです。

では代表的な3丁のハンドガンを見ていただきたい。







上からグロック17、ハイキャパ4.3、PX4です。
皆さんもフィールドで良く見かけるガンですね。
どのガンも現代を代表するハンドガンであり、メーカーが丹精こめて作り出したガンであろう事がうかがえます。
自分がハンドガンを選ぶ時最も重視するところはハンドルしたときのグリップ感です。
手が小さい自分には非常に苦労させられるところですが、この3丁のコントロール感は良好ですね。
特にPX4はバックストラップの交換が可能なので大変親切な設計と言えるでしょう。
これは自分の主観ですが、一番ハンドルしやすいのはグロック17Cです。
グロックとは10年以上付き合っていますが、いまだこれ以上自分の手に合ったガンはありません。
ハンドルしてみれば下膨れのグリップと荒いチェッカリングが手のひらに食いつきますが、逆にこの食いつき具合でハンドル位置が適正か感覚で分かるようになります。
そのままホルスターからドロウすれば、サイトが一直線に並んだ状態でマズルがターゲットを捉えます。
次は最近手に入れたばかりのPX4です。
以前92Fを借りたときは分厚く丸っこいグリップがパイプでも握っているような感じで馴染めなかったのですが、このガンは吸い付くような感じでグリップ感が良好です。
フェラーリのデザイナーで有名なジアウジアーロ氏をプロダクトデザイナーに迎えてからベレッタのガンは非常にセンスのいい仕上がりに見えますね。
但しデザイン優先の設計とも聞きますのでその辺りを考えると幾つか気になる点もあります。
グリップのチェッカーが浅いので汗で滑りそうとか、小さなマガジンキャッチボタンがちょっと使いづらいとか、トリガーガードにセレーションを切っていないとか・・・
この辺りはたしかにデザイン優先という感じがします。
最後のハイキャパですが、流石にグリップが太く、自分がハンドルできる限界かな。という感じがします。
なんのアールも無く、角材の四隅を削り落としたようなグリップですが、意外と手に馴染みます。
連射してもガンが暴れる事が無く素直なリコイル感ですね。

ガンのインプレッションはこのくらいにして話を進めます。
とまぁ、それぞれ個性的なガンではありますが、最大の特徴は言うまでもなく安全装置にあります。各ガンのセーフティの特徴からその仕様設定が伺えます。
特にグロック17のセーフティシステムは、今までのハンドガンの安全装置のありように革命を起こしたと言っても過言ではないと自分は考えています。
実銃のグロックはダブルアクションオンリーのガンで、トリガーを引ききらない限りファイヤリングピンの前進をブロックする構造になっているのでロードした状態でガンを叩きつけようが、トラックに踏み潰されようが暴発できない設計になっているガンです。
能動的に動かす安全装置は存在せず、唯一ダブルスタッドトリガーまたはトリガーセーフティと呼ばれるトリガーの誤作動をブロックするシステムがあるだけです。
つまりはガンを暴発させるには人間の指が必要であるという事実をガンの設計に反映させた、いわば逆転の発想から来たものですね。

続いてハイキャパのセーフティですが、これはコルト社の伝統をそのまま引き継いだ構造です。
グリップを握る事によってトリガーのロック機構が解除され、後はサムセーフティを解除する事で発射体制となります。
ガバメントと全く同じ機構で、装弾状態でもサムセーフティさえ入れておけば安全に携行できるガンで、コック&ロックという状態でホルスターからのファーストドローが可能です。
この辺りの設計思想が非常に合理的であったため、初代から100年以上たった現在でも民間人のセルフデェフェンスから治安維持組織、果てはレースガンのベースとして未だに第一線にとどまっているという奇跡のようなガンです。

最後はベレッタ社のPX4です。
自分は余りダブルアクションオートは好きではありません。
理由はトリガートリップの長さが精密な射撃に向かない事、ダブルアクションとシングルアクションでのトリガータッチが全く違うので初弾の射撃に影響する事、でしょうか。
一丁のガンにダブルとシングル二つのトリガーテクニックが必要で、初弾からのダブルタップを撃ち込む時に大きく影響します。
特に左手にスイッチしての射撃では慣れるまでにかなりの練習量が必要でしょう。
そんな理由から今まで見向きもしなかったダブルアクションオートでしたが、デザインの優美さとハンドルした時のグリップ感が意外と手に馴染んだ印象の良さから気になっていたガンでした。
セーフティシステムもかなり安全性に配慮した設計でです。
まずセーフティシステムはハンマーとトリガーの二つの機構に介入する構造でセーフティONの状態でトリガーとハンマーの作動をシステムから切り離してしまう構造です。
同時にハンマーもデコックされてセーフティを解除した初弾はダブルアクションからの射撃になります。
もちろんハンマーを手動でコックすれば再びシングルアクションからの射撃が可能となります。
自分は古い人間なので、このような操作性の複雑さも敬遠する理由の一つです。
まぁ、嫌いだばかりではなんの進歩もないので、慣れてみるためにしばらくサバゲで使ってみるつもりです。

このようにセーフティという安全機構に関して各社様々な考えがありガンの特徴の一つともなっている訳です。
このセーフティの特徴を良く理解してトレーニングしないと、いざと言う時に致命的なミスを犯してしまうことになってしまいます。
路上で強盗にガンを向けた時、セーフティの解除が出来なかった瞬間に、あなたの命、又はかけがえのない何かを失う事になります。
自宅で一年ぶりにガンのクリーニングでもしようとホルスターからガンを抜いた時、チャンバーにロードされている事を忘れているあなたは果たしてマニュアルセーフティの状態を確認する事が出来るでしょうか?

サバゲでも全く同じ事が言えます。
有料フィールドでたまに見かけるのがガンの暴発です。
これは車の事故と同じ原理であり、完全になくす事は不可能でしょう。
ましてや初心者やガンの知識が殆ど無いような者もガンを手にする有料フィールドでは、暴発事故の危険性も飛躍的に高まるのは当然です。
したがって有料フィールドの場合、運営側の危機管理意識ががフィールドでの安全状況に直結すると言っても過言では無いでしょう。
ガンにはセーフティシステムが存在するように、それを取り扱う人間にも安全基準の六ヶ条というセーフティを常に意識させる訓練を行うべきと考えます。
これは何の機械にでも言える事ですが、故障による誤作動は例外として、機械が起こす事故は必ずそれを取り扱っている人間の責任であるという事です。
ガンが勝手に作動して人を撃つ事などありえないのです。

自分が考える良い有料フィールドとは、スタッフの管理意識が高く、サバゲのベテランや出来れば実銃の所持許可を持っている者又はインストラクターに訓練を受けた者が管理しているフィールドなら理想的な運営が可能なのでは?。と考えます。
例えばサバゲ経験の浅い、あるいはまったく経験した事の無い者がスタッフを務めても、ルール違反やゾンビ問題等の話しが持ち込まれても上手く裁ける訳もなく、せっかく遊びに来てくれたゲーマー達に不満を残すような結果に終わったり、危険な状況を見かけてもそれが危険な事であると理解できる程度の経験がなければ、いずれ大変な事故が起きてしまうかも知れません。
またガンの取り扱いが未熟なスタッフがいくら口で安全を歌っても、それを実践的に示す事が出来なければ、誰も従いません。
結果として初心者の安全意識やガンの取り扱いがいつまでたっても向上せず、フィールドに集まるゲーマーが増えていくほど危険の度合いも高まっていく事になります。
逆を言えばフィールドの古参メンバーの動向や言動、ガンの取り扱いを見ればそのフィールドの程度が分かるという物です。

人を傷つける危険性のある機械や道具を取り扱う場合、最初に学ぶべきはその取り扱い方法と安全管理であるはずです。
これは当然の事であり、例えば自動車教習所で最初に教わるのは道路法規と自動車の安全な運転方法ですね。
初めて車を運転する者にサーキット走行を教えるような教習所は存在しません。
フィールド運営側のサバゲ初心者に対する対応もこのような物であってくれれば、と自分は思うのです。

現在の日本のフィールドにはちょっと酷な願いなのかも知れませんが・・・。



日本は今凄まじい熱波に襲われている状況です。
先日も、とある有料フィールドて遊びに行ったところ、余りの暑さに頭蓋骨の中身が煮えてしまいそうになりました。
とにかく熱中症に注意ですね。

最近有料フィールドに遊びに行っていると感じるのですが、無意味な被弾が増えてきました。
まぁ、原因は分かっているのですが、なぜかそれを矯正しようとしない自分の意識に問題があるようです。
本来ライフルマンの自分が前線に突っ込んでみたり、援護が期待できない状況でも後退する事を拒んだりするような馬鹿げた行動が原因です。
体力の衰えもリアルに感じているので、初心に返るよう自分の意識改革も考えなくてはならないターニングポイントなのかも知れません。
とりわけ頑固で短気な自分の最大の欠点ですね。

皆さん良いお盆を迎えてください。
では、また。






























  


Posted by TALON  at 02:02Comments(0)