2015年09月29日

バトルプルーフ

こんにちは、MBホーネットです。

だいぶ秋も深まってきました。もうすぐ10月ですね。
スーパー棚にも梨や栗、柿などの秋の果物が並び始めました。
果物好きの自分としては嬉しい反面、冬の訪れを告げる最初の一歩となるので、いささか複雑な心境でもあります。


さる9月13日、青森県最大のミリタリーイベント、三沢基地航空祭 2015に行ってきました。
三沢市の人口が4万人前後なのに対して、10万人が基地に訪れると言う民族大移動です。
最近は殆どの車にカーナビがついているので、それにしたがって基地に向かうと、幹線道路という名の駐車場に否応なしに嵌ることになります。
移動にも一工夫必要なわけで、我々はスムーズに現場到着です。


バトルプルーフ

バトルプルーフ

米軍のF16と空自のF2が滑走路中央に並べて展示してあります。
良く似てはいますが、中身は全くの別物です。

自分などよりはるかに専門的な知識のある方たちが様々なブログやホームページで記事にまとめてるでしょうから詳しい事は省きますが、今回はちょっと異質な感じがした航空祭でした。
まず感じたのは、自衛隊の装備に全く触れることが出来なくなっていました。
いつもならスティンガーを担いでみたり、VADSのサイトを覗いてみたり、ライトアーマーのターレットによじ登ってみたりと、陸戦装備になじみの深い自分にも楽しめる一面もあったのですが、今年はロープで遮断され、触ることすら出来ません。
例の国会方面の騒ぎが影響しているのかもしれませんが、日頃うかがい知ることの無い自衛隊の活動や装備を我々国民が実際に目にする唯一の機会です。
何臆する事無く、堂々と展示して欲しいものです。

反面嬉しい驚きもありました。
警備の米兵が多いなぁ。とは感じていたのですが、殆どの警備兵がM4~M16A2で武装しているのは初めて目にしました。
続いて驚いたのは、いつもならロープで立ち入り禁止措置が取られているはずの米軍機が触り放題であった事です。

バトルプルーフ

こんな事は今までありませんでした。
実戦配備中の戦闘機の下で雨宿りというのも、中々シュールな画像です。

更には・・・

バトルプルーフ

なんと撃墜マークがっ!!
ミラージュF1を2機撃墜しているようですね。
1970年代後半から航空祭には足を運んでいたのですが、キルマークをつけた戦闘機を見るのは初めてです。
ちょっと興奮してしまいました。

これもちょっと珍しい機体です。

バトルプルーフ

F/A18Gと呼ばれる機体です。
対電子攻撃を任務として攻撃部隊の援護をします。

そして目玉の一つオスプレイです。

バトルプルーフ


バトルプルーフ

人との対比を見て頂ければお分かりかと思いますが、ヘリとは比べ物にならないくらい巨大です。
さらには第二次大戦中の戦闘機程の巡航速度で飛行できるので、この機体を導入すれば迅速な人員物資の移動が可能になり、作戦の幅も大きく広がりますね。

イベントの一つ、低空進入してくる敵戦闘機に対してのVADSの反撃です。

バトルプルーフ

バトルプルーフ

そして今回始めて目にする最大の目玉はB52です。

バトルプルーフ

いやぁ、とてつもなくデカイですよ。
飛んでいるのは見た事があるのですが、地上で見るのは初めてです。
1960年代から飛んでいますから、本来であれば博物館行きの代物です。
余りの大きさに、機体全景がフレームに納まりきれません。

バトルプルーフ

巨大な爆弾槽です。
乗用車くらいなら簡単に収まってしまいますね。

バトルプルーフ

後ろからの一枚です。
このアングルがB52の巨大さを実感できるかと思います。

珍しいお客様もいらしていました。

バトルプルーフ

バトルプルーフ

米軍機以外の外国の機体が並ぶのも初めて目にしました。
こうして諸外国との友好が広がっていくのも、嬉しい限りです。

最後に懐かしい機体です。

バトルプルーフ

B52と同じ時期に同じ空で戦っていたF4です。
F35の導入問題が進まないので退役できず、いまだに現役で日本の防空任務を担っています。

まだまだ紹介し足りないのですが、紙面が無くなってしまいますので興味のある方はネット検索してみてください。
沢山出てくると思います。
また一度も見た事の無い方は、来年でも足を運んでみることをお勧めします。
実際の軍事力を肌で感じ、世界の状況、日本の立ち位置、平和や安全という物はどうやって造られているのか?。
一考してみる良い機会かも知れませんよ。

尚、ブルーインパルスの飛行展示は悪天候のため飛行中止です。
なぜか航空祭は50パーセントの確率で好天か雨のどちらかなのです。
今年もアンソニーのピザは手に入れられませんでした。
余り早くに買い込んで、混雑の中持ち歩きたくは無いのですが、こうも入手が難しくなってきますと、来年は一工夫必要になって来るでしょうね。


今回のお話はバトルプルーフです。
余り聞き覚えの無い言葉かも知れませんね。
簡単に説明すると、その兵器、兵装を実戦で使ってみることによって、性能を実証することを意味します。
更には実戦で起きた不具合を解消するために、改良していく事にも繋がっていきます。
なんの事なのかピンと来ない方もいるかと思いますので、もう少し簡単に説明します。

軍が採用する自動小銃を例に取ってお話してみましょう。
ある国の軍隊が古くなってきた自国の小銃を一新して新しい小銃を採用するとします。
軍の開発部での研究開発という事もありますが、一番多くみられるのが民間のガンメーカーに開発を依頼するか、市販されているガンを正式採用するという状況が多いようです。
メーカーに開発を依頼する場合、予算や様々な条件を開示して入札、残った数社が開発を担当し、仕上がってきたガンをトライアルにかけて最終的な判断を下すというパターンで、軍用品に限らず民間の開発や取引で当たり前に行われています。

ただ、軍用品の場合、厳しいトライアルを受けて合格した物だけが実戦配備される訳なのですが、それですら現場の兵士達が使っていくうちに様々な不具合が表面化してきます。
一番有名なのがナム戦時代のM16アサルトライフルでしょう。
初期モデルのM16ライフルを南ベトナム軍に給与し、問題点を改良したのがM16A1モデルです。
ご存知の通りアメリカ軍の正式小銃となりました。
しかし改良してなお、M16A1からは様々な問題が持ち上がりました。
ボディが弱い、敵とハンドtoハンドの揉み合いになると簡単にガンが壊れる。
ガンで敵兵を殴ったらストックが折れた。
威力が弱い、敵兵に当たっても倒れない。
ブッシュの中で発砲すると、弾がどこに飛んでいくか分からない。
など色々ですが、最大の問題は多発する作動不良でした。
ゴミや埃に弱く、しっかりクリーニングしないとボルトが完全閉鎖しなくなります。
また敵襲のときにガンに走りよった時に砂がかかってしまい、撃てなくなった。という報告も見たことがあります。
どの問題も戦場で敵と対峙する兵士たちにとっては悪夢のような話しです。
厳しいトライアルを潜り抜けてきたガンなのに、どうしてこのような致命的な問題が多発するのか不思議ではありませんか?
理由は幾つかありますが、まず予算的な問題でメーカーが指定した火薬を使わず、第二次大戦で余っていた古い火薬で弾を造っていた事。
余りにも革新的なスタイルだったせいか、兵士の間でM16はクリーニングがいらないガンだ。というおかしな話が広がっていた事。
徴兵で集められた短期教練の兵士が多かったため、クリーニングの重要性やガンの維持管理の重要性が理解できず管理を徹底できなかった事などがあげられます。
今はその辺りの問題はすっかり整理され、一級のアサルトライフルとなっています。

ただ、全く問題は無いというわけでは在りません。

この辺りから問題は少々ややこしくなってきます。
まず、前線の兵士が求めるガンの理想と、軍が基幹ライフルに求めるスペックには大きな開きがある事です。
兵士達が自らの命を守るガンに求めることは、作動の確実性、高い命中率、殺傷性能、耐久力、軽量な事・・・なと゛実戦での使用を前提とした物になるでしょう。
一方、軍が出す要求は、出来るだけ低い単価、高い生産性、同盟国との弾の互換性、スペアパーツやオプションパーツを含めての年間契約金額、銃弾の単価はどのくらいになるか、短時間でガンの基本操作を習得できるか?・・・等など兵士たちの考える物とはまったく違った要求でガンを設計させます。
命中率がどうしたなどという件は、要求スペックの遥か下位の話しに過ぎません。
つまり兵士たちの手に渡されるアサルトライフルは、彼らの要求とは程遠い物を渡されるわけです。
軍も巨大な官僚機構であるがゆえに、予算の問題は決して無視できず、また巨額な資金を消費するだけの軍隊は常に予算問題で悩んでいるわけです。
これが現場の意見と上層部の考えが乖離している最大の問題です。

次にその軍隊の活動条件が問題を起こす事もしばしばあります。
世界中のアサルトライフルは全てその国独自の考えが盛り込まれており、まず自国の防衛に適した設計となっています。
例えばスイスのSIGというアサルトライフルは、自国の厳しい環境条件に適した設計が見て取れます。
マイナス20度という低温の状況でも問題なく射撃が可能である事。
山岳部での遠距離射撃を可能とする高い集弾性能。
低温でも破断しないポリマーフレーム。
グローブを履いたままでも射撃可能なトリガーガードなど、自国防衛に特化した多数の特徴があります。
ただガン自体が非常に高価だという欠点もあります。

アメリカ軍が開発採用しているM16シリーズやM4は逆に究極の汎用性に特化したガンであると言えると思います。
それは24時間以内に地球上のどこにでも部隊を派遣できるという、アメリカ軍の性格にも現れていますね。
極寒のアラスカから熱波の中東、アフリカまでアメリカ軍は展開しています。そして彼らの手には常にM4ライフルがあります。
ただ、一丁で全ての環境、状況に対応するのは流石に無理があります。
野山を駆け回る四駆と、サーキットで真価を発揮するスポーツカーを一種類の車種でまかなうのは、到底不可能である事と同じ話しです。
ナム戦の時は泥と高温多湿に苦しめられたガンは、次の第一次湾岸戦争の時に細かい砂と熱波にやられ、2マガジンも連射するとオーバーヒートしてしまったそうです。
いまではそれらの問題もかなり解消され、M16A4というモデルに進化しています。


ではそのバトルプルーフはサバゲにおいてもありうるのか?
という話しになっていくわけです。

皆さんはどのようにお考えですか?

そんな事考えた事も無い。という方たちが殆どだと思います。

ではフィールドでこんな事があって困ってしまった。という事はありませんか?
何年かサバゲを楽しんでいるゲーマーには必ずあるかと思います。
それを自ら工夫してみたり、装備を変えたりして問題を解決したという経験を持つ方たちが大勢いらっしゃるかと思います。
どんな小さな問題でも努力して解消していく事がバトルプルーフなのです。
これはガンに限った事ではありません。
身に着ける戦闘装備から、装備品を運搬するためのBOXやバッグに至るまで全てです。

ガンの命中精度を上げるとかサイクルを早くするといったような事に目を向けるより、ポーチを別なタイプに変えたらマガジンの交換がすごく早くなった。
の方がトータルとしての戦闘力が上になるわけです。
また、以前のブログで書き込みましたマルイM16系のセレクターレバーの問題もプルーフすべき問題です。
最近また目にするのですが、トライタイプと呼ばれる逆T型の三叉や×形の四又タイプのフラッシュハイダーが流行り始めたようです。
このタイプは70年代に多く目にしましたが、密林の中ではハイダーに小枝やツタが引っ掛かるという理由で、バードゲージタイプのハイダーが主流になりました。
問題があって廃れたタイプのハイダーがなぜまた増え始めたのか?
これは現在の戦場が砂漠や荒野に移動したためと考えられます。
砂漠では引っ掛かるような物も無く、またバードゲージタイプのハイダーは砂埃が立ち上る事を防ぐために下側にはスリットを切っていません。
このハイダーだと夜間戦闘の時に上に吹きぬける発射ガスの閃光で目が眩むのだそうです。
つまり、せっかく改良したものが戦場が変わってしまったがために、また問題になるという事もありうるわけです。
戦闘装備というものは一長一短には語れないものです。



最近手に入れたマルイレミントン870ブリーチャーというガンです。
このガンにも改善すべき問題を見つけました。

バトルプルーフ

ショットガン大好きの自分にはお気に入りの一丁です。
実射性能もフルサイズの870よりも優れているようで、ノンエレキ戦に持ち込めば中々のモノでしょう。
そう考えていました、実際にゲームに持ち込んだ時に問題が発生しました。
ショットシェルのイジェクトが出来ないのです。

バトルプルーフ

マルイ、ベネリM3だとシェルが簡単にはじき出されるのですが、ブリーチャーだと何かの拍子に引っ掛かるようです。
素手だと問題なく取り外す事が出来るのですが、グローブを履いていると、

バトルプルーフ

こんな具合になるのにでシェルを抜けなくなるのです。

実際にフィールドに持ち込んでみて初めて分かる状況です。
シリコンスプレーを吹き込むことと、強めにイジェクションレバーを押し込む事で何とか解消できそうです。


最近食べ物が美味しくて困っています。
食べ過ぎでカロリーオーバー気味です。
何とか体重は維持していますが、次回の検査が冷や汗もモノなのです。
更に老眼も酷くなってきました。
ブッシュの中で敵が見えないのです。
上手くピントが合わなくて識別できなかったり、一瞬でも敵影から目を離すと、もう再度の発見は出来なくなります。
そろそろ引退の時期に来たのかもしれません。
敵が見えないのでは、戦力にはならないでしょう。
元々無理をして今まで引っ張ってきたので、いずれこのような事になるのは予感していたのですが、一方的に攻撃されるのは悔しいものですね。

まぁ、もう少し頑張ってみるつもりです。


では、また。




























Posted by TALON  at 19:00 │Comments(3)

この記事へのコメント
雨に濡れたRF-4EJが良いですね♪

さて、自衛隊の小火器に触れられなくなったのは、国会方面以前に真っ赤な弁護士&市民グループwが法令違反と裁判を起こしました。
裁判所の判断が下るまで現状のままでしょう。
正直、労働関連のトラブルや福祉の切り下げなど、戦うべきものはたくさんあると思うのですけどね。
また特に小銃など、持ってみてその重さを感じてこそ理解できるものがあると思うのですが。
裁判所がまっとうな判断を下すことと信じております。
(とはいえ、判事がアレだったりするから…)
Posted by とーりすがり at 2015年09月29日 19:36
ん、去年もA‐10やF‐16は触り放題でしたが?
Posted by 通りすがり at 2015年09月29日 20:00
こんにちは、とーりすがり様、通りすがり様。
当ブログにようこそ。

とーりすがり様。
なるほど。
小火器に触れなくなったのは、赤い方々の大きなお世話のせいでしたか。
いかな理由で裁判を起したかは分かりませんが、我々の税金で揃えた物を、納税者が年に一度だけ触ることに何の問題があるのでしょうかね?

通りすがり様。
そうでしたか。
見慣れた機体には余り気を配らないので、気づきませんでした。
でも最近は米軍の方がフレンドリーに感じますね。
新鋭機のオスプレイの中に入れるとか、E-767の中に入れたりとか、一昔前にはありえなかったです。
ただ、予算不足で展示機が減っていくのは残念です。

御二方、暇な時にまた遊びにいらしてください。
では、また。
Posted by TALONTALON at 2015年09月30日 20:54
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