2015年10月19日

サバゲにおけるチーム構成と戦術

こんにちは、MBホーネットです。


秋が深まっていますね。
先日、八甲田の紅葉を見てきましたが、見事な物でした。
七戸から入って、田代平、雪中行軍遭難者像、酸ヶ湯、猿倉、蔦の温泉を経由して焼山から奥入瀬渓流、103号線経由で湖を半周、発荷峠経由で秋田街道を田子に向けて幾つかの滝を探索してきました。
タイミング的にも今が一番いいようで、最高の眺望でした。
リクエストがあればこちらのブログにもレポートを載せます。

さて、今回の本題は「戦術」についての話をメインにしていきたいと思います。
おそらくサバゲを楽しんでいる皆様方にとって、最も興味深い話になるのではないでしょうか?

まず、よく言われる戦術とは何でしょう?
難しいことではありません。文字通り戦うための方法です。
ただ、よくカン違いされているのは「少ない戦力で大兵力を打ち破る方法が戦術だ」
と考えている人たちがいる事です。
これは全くのまちがいです。
いかに優れた策を用いることが出来ても、普通に考えれば少数が大兵力と正面からぶつかったら負けは確実です。
それをワザワザ少数で戦うことを最初から作戦として取り込むというのは、指揮官という立場から考えればちょっと理解しがたい心境と言えるでしょう。
最低でも同等以上の兵力をぶつける。
考えるまでもない、ごく当たり前の事です。
実際のアメリカ軍の戦闘でも、予想される敵兵力の3倍を、敵の拠点を攻撃する場合は6倍の戦力を準備することが条件となっているようです。
では、参加メンバーを均等に分けられるサバゲでは兵力にどうやって差をつけるのだ。
という疑問が当然出てくるでしょうが、これも後から説明します。

では順を追って説明していきます。
まずは戦術云々の前にやることが沢山あります。
最初にやるべきことは、きちんとした統制の取れたチームを作ることが重要です。
しっかりとメンバーを教育し、各メンバーの長所を伸ばしてやり、アタッカー、ライフルマン、マシンガナー、スナイパーの役割を問題なくこなせるようにすることが前提条件です。
この辺りの訓練は軍隊と同じです。
要求される水準まで各メンバーの能力をイヤでも引き上げ、指示された要求を達成しようとする意思力を植え付けることです。
射撃の腕を向上させると共に、色々な問題をメンバーに提示して攻撃の理屈や基本を自然と覚えこませます。
チームだけでサバゲや訓練を行うときは、常に何らかの課題を作り、それをクリアできるように助言を与え、作戦の大切さと状況に柔軟な考え方を育てていきます。
当然のように指揮官と各チョークリーダーも猛勉強が必要です。
こうしてどのようなフィールドでも問題なく実力を出せるチームを作っていくことが、作戦を成功させる最高の条件です。
これが上手くいかないと、いかに適切な作戦を練り上げてもそれを達成することは難しいでしょう。
例えるなら、作戦とは目標地点に到達するための地図であり、チームとはその目標に向かう車両である。と考えてください。
正確に地図を読める者が移動距離。地形、天候、車両の状況から最適のルートを作成します。
指示されたルートを移動するための車両は、一般道、山道、高速道路、雨、風に対処して最短で目標地点に到達しなければなりません。
このどちらが欠けても目標に到達することは出来なくなるわけです。

こんなメンドウで厳しい事はイヤだ。
せっかく遊びに来ているのに訓練なんてしたくないっ!
このようにお考えのメンバーやチームの方々も沢山いるかと思います。
当然それはそれでかまいません。
チーム、個人の考え方はそれぞれなのですから。
ただ、終始遊び一辺倒だけでは、チームの活動の幅を自ら狭めてしまっているように自分は思います。
例えば大きなサバゲの大会やシューティング大会などでは、順位や活躍の度合いによって色々な景品が用意されている事は良くあります。
最新の電動ガンやハンドガンが景品となれば、エントリーしている者の目の輝きも俄然違ってくるでしょう。
当然フィールドでの戦いも熾烈を極めるわけです。
その時になって、「あのガンが欲しいっ!」などと張り切っても、何一つ戦況に影響するような活躍は出来ません。
サッカーや野球でも遊びでしかやっていないチームが、リーグに参加しているような、真剣に取り組んでいるチームに勝てないことと全く同じです。
トップチームのメンバーはお遊びのゲームで楽しむことは出来ますが、その逆は無理だと言う理屈です。
また、他のチームとの交流戦のたびに惨敗というのも、あまり自慢にはならないかと思います。
かと言って、途中からチームの方針を急に変更して厳しく訓練すると言うのも、メンバーの反感を招きかねません。
バランスも大切ですが、一番問題ないのは体験入隊の時にチームの方針をはっきり伝えてしまう事でしょう。
そのチームのカラーに自分がそぐわないと感じるなら入隊しては来ませんから、問題も起きないわけです。

タロンでは「うちはガチンコでサバゲを楽しむチームです」と体験入隊者に必ず伝えますので、今までこの手の問題が起きた事はありません。
またメンバー全員が同じ方向を向いてサバゲを楽しんでいるので、メンバー間の変な確執もありません。
逆に真剣にやってみようという方が少ないのは、悩みと言えば悩みですね。

次に実戦レベルでの戦術についての説明をしていきます。

自分の場合作戦立案の下地は、自分に手とり足とり教えて頂いた師匠のやり方と、手元にあるアメリカ陸軍などの戦闘教本及び今までの経験が基本になっています。
別に士官学校に入っていたわけではありません。
ただ自分なりの戦い方を確立しようとするちょっとした努力と、観察力、仲間の協力があればそんなに難しいことではありません。
たとえ失敗してしまったとしても実際の戦闘のように戦死者が出るわけではないので、躊躇などせず思いっきりやってみましょう。
肝心なことは、チームメンバーがどれだけの能力を持っているか。どれだけチームを信じられるかという事にかかってきます。

例えば始めてのチームとの交流戦を明日控えているとします。
自分たちも落としたくない一戦です。

戦いはもう始まっています。
今までの訓練を無駄にしないよう、前日にはメンバー全員の装備を確認します。
良くあるのが、ダットサイトや無線機の電池切れ、ガスやBB弾の不足、バッテリーの充電ミスなどです。
また、ブーツやグローブを忘れることもあります。
このようにメンバーの予備の備品だけではカバーしきれない物もあるので十分な注意が必要です。

交流戦相手のフィールドに招待された時は、時間指定されない限り早めに現場入りします。
遅刻などもってのほかです。
そして出来るだけ早く装備を整え、フィールドの下見に入ります。
フラッグ間の距離、障害物の有無、足元の状況、視界の利く距離は、展開できるフィールドの横幅は、見て歩く物は幾らでもあるはず。
メンバーと一緒にフィールドの様子に意見を交わしながら、攻める時守る時の地形効果を良く考えます。
次に対戦相手の装備や態度を良く観察します。
例えばBDUではなくジャージや作業着などで参加しているメンバーが入れば、彼は経験が浅いという事が分かります。
逆にブーツや装備をそうとう使い込んでいる感じがあれば、経験豊かな手強い相手と考えられます。
また準備している時の態度を見ればそのチームの程度が大体分かります。
自分たちのフィールドにお客様が来ているのに、無駄話ばかりしているメンバーが多いようなチームは、あまり統制が取れているとは言えませんね。
リーダーたちの指示に従って、てきぱきと作業を進めているチームは対戦に手馴れている上に、戦闘意欲の高いチームという事がその態度だけで知れます。
そんな時は彼らの指揮系統を目にする良いチャンスです。
メンバーに指示を出している者は戦闘においての指揮官であることが多く、戦場で彼らの姿を見かけたら、その周辺には部隊が展開しているだろう事が分かります。
そして彼らが手にしているガンです。
ガンの取り扱いが熟練しているなら、射撃の腕も相当な物であるでしょう。
ガンの編成にも目を配ります。
小型軽量なガンが多いチームなら攻撃力重視の編成である。と考えるべきでしょう。
アサルトライフル主流のチームなら、全てに対応を考えた汎用型のチームとし、あまり早急な攻撃を仕掛けてこない可能性もあるでしょう。
同時にメンバー全員の体型を良く見る事です。
余り運動向きではない体型の者が多いチームなら持続力に難があると考え、午前中は多少負けてもいいのでこちらは体力を温存し、敵を引きずりまわすような戦術をとります。
そして食事が終わって、気が緩み疲れが出てくる午後に、全力でぶつかるという方法も考えられるわけです。
このように、出来るだけ相手チームの情報を分析判断しておくことを、常に当たり前に考えるようにしてください。

古いことわざに、「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」という言葉があります。
それは現代の軍隊にも引き継がれています。
C3I(シー、キューブド、アイ)と読みます。
つまり戦場において部隊を指揮し、勝利を得るための基本とも言える設定で、これが上手く機能しない部隊は、必然的に不利な状況に立たされます。
その意味は、コマンド、コントロール、コミュニケーション、そしてインテリジェンス、となります。
しっかりした指揮系統、理論的な運用と命令、指揮系統と最前線との意思疎通、敵味方の確実な情報収集
ということでしょうか。
軍隊ではこの4つを先端技術などで効率化し、兵力を増やす事無く戦闘能力を向上させるという意味合いで運用しているようですが、あくまで概念としての用語であるようで、これが「C3I」であるというような規定は今だ無いようです。
各国はそれぞれの軍隊の運用にに基づいたC3Iの構築を研究している。というのが実情のようですね。

何はともあれ、サバゲにおいてもこの4つがしっかりと確立しているチームは非常に手強いということが言えると思います。

フィールドと敵チームを良く観察する。
これは基本的にするべき情報収集の一環です。

続いて指揮、命令となりますが、リーダーは最初からしっかりと各前線指揮官を命名しておくことです。
これにより誰が状況判断し前線での指揮を取るのかがはっきりし、問題に当たった場合は誰に前線の情報を集中させ指示をもらうのか。という状況がすっきりと運営できます。
命令については上級指揮官の出したプランを全員が理解し、問題点には全て回答を出し、不明なことが無い様にします。
同時に前線指揮官にはそのプランに応じた個別の指示を出し、チョークのメンバーにそれを徹底させます。
最後にコミュニケーションとなりますが、これは無線機を全員が装備すれば済むというような問題ではありません。
最前線で敵勢力とぶつかった時の状況を前線指揮官が判断し優勢になるように戦況を作っていきます。
戦況が動くごとに上級指揮官に連絡を取り、戦況だけでなく様々な情報も挙げていきます。
それを受けて上級指揮官が戦場の動きを予測して指示を出して行く訳です。
いかに良く練った作戦でも戦況がその通りに進む事は稀であり、必ず何かの問題が出てきます。
その問題をどのように解消するかの判断材料を与えるのも、前線指揮官の仕事の一つです。

このようにC3Iが上手く取れた戦闘ではまず負けたというような記憶がありません。
以前所属していたチームでの大規模戦で、安比高原スキー場を借り切って100人単位のサバゲをしたことがありました。
大会自体の運営は岩手のチームが中心となり、青森のチームの連絡と取りまとめは自分たちが中心になって行ったのですが、結果として岩手部隊vs青森部隊という形になってしまいました。
もう10年以上昔の話になるので記憶も定かではありませんが、両軍中央にラインを引くように並べてあるポールを制限時間終了時に何本敵陣地に押し込めるかが、勝敗を決すると言うゲームでした。
この時うちのチームは全員が無線機装備でしたので、自分は戦闘の影響の無い後方の見晴らしの良い場所に上がり、左の丘に敵10名ほどが接近中とか、リスポーンした15名が中央に突撃してくる。十分注せよ。といった具合に前線に情報と指揮を送り続けたのです。
チームリーダーとサブリーダーはチームの統制と他のチームの連携で次々と前線を押し上げ、結果としては青森部隊の大勝利となりました。
これは別に岩手部隊が弱かったわけではありません。
当時はサバゲなど世間からは蔑視されていたような時代で、あえてその趣味にのめり込むような連中は今の時代に比べても精強なゲーマーが多かったように思います。
この場合の勝因は、当時まだ運用しているチームが珍しかった無線機にありました。
敵がいつどこから何人来るのか、無線機で知らせてくれるわけですから、これほど有利な状況はないでしょう。
更にうちのチームの半数は前の週に現地入りしてフィールドの視察まで行っているわけですから、戦う前から勝利は約束されていたようなモノです。
このように指揮、命令、コミュニケーション、情報収集が全て上手くいった例は珍しいのですが、この4つ作戦の立案や戦線の構築にいかに重要であるかお分かりいただけると思います。

適切な指揮と作戦を取るにはまず、このC3Iをチームで上手く運用することです。

さて本題である戦術という事になるわけですが、見方を変えると、こちらが状況を作り出す方法という言い方も出来ます。
戦争映画などでたまに「主導権」という言葉を利きますがこれに相当する意味と考えます。

想像してください。
リングの上でボクサーが対峙しています。
ゴングが鳴らされ、赤コーナーのボクサーが先手を取り攻撃を始めました。
青コーナーのボクサーは防御一辺倒に追いやられて攻撃に入ることが出来ません。
これが主導権を握るという状況の一つです。
つまりこちらが繰り出す攻撃に対処させることで、防御以外の行動が取れないような状況に追い込むことです。
言うまでもなく、防御だけに追いやられるようでは攻撃を組み立てることが出来ず、なんとか踏みとどまっていたとしても、どんどんポイントは削られていくわけです。
この状況を戦場で実現することが戦術と呼ばれるものです。
戦闘一つとっても、片方が無防備に突っ立っているのに対して、相手は遮蔽物にしっかり隠れているのでは、被弾率に格段の差がつきますね。
これも戦術の一つです。
また、1人の相手と複数で戦う。
皆さん当たり前にやっている戦術です。
このように自分に、チームに有利になる条件を様々に組み入れて攻撃し、敵を圧倒していくことが戦術なのです。
この戦術と作戦を上手く連動させることが、勝利の秘訣とも言えます。

一例をあげてみましょう。
20名の自軍を10人ずつの二つの部隊に分けます。
迂回部隊をBチーム残りをAチームとしましょう。
スタートと同時にBチームが右側から目立つように全力ダッシュで回りこみ、主力部隊の攻撃のように偽装工作を計り、敵側面に強烈な圧力をかけます。
この間にAチームは静かに目立たないように敵フラッグに向けて移動します。
もし敵とを発見しても侵攻に邪魔になるような敵意外とは交戦せずなるべくスルーします。
邪魔になると判断した敵は、スナイパーライフルなどを使って目立たないように排除します。
敵主力と思われる勢力がこちらに終結し始めたと判断したBチームの指揮官は、敵の追撃をを受け流しながら、じりじりと後退します。
敵主力の注意と距離が十分にフラッグから離れたと判断したら、一気にフラッグに攻撃を集中するわけです。

これは古典的な陽動作戦と呼ばれるものですが、近代の大規模な戦闘で成功させた指揮官がいます。
第一次湾岸戦争の時に、米中央軍司令官を務め多国籍軍を勝利に導いたノーマン・シュワルツコフ司令官が行った作戦です。
当時、砂漠の嵐作戦で徹底的な空爆を敢行し、地上部隊の侵攻に備えてクウェートに集中させていたイラク軍の裏をかいて、イラクを直接攻撃した作戦がこれにあたります。
当時、シュワルツコフの左フックと呼ばれました。

続けます。
話しが長くなってきたので、この辺りで最初にお話した、
参加メンバーを均等に分けられるサバゲでは、兵力にどうやって差をつけるのだ?
という事について説明していきます。

戦術と呼ばれる物には、チームメンバー個人が行う物と、チーム全体が行う物の2つがあると自分は考えます。
ゲームスタートのホイッスルが鳴り、各員が指定された方向に走り出し、敵前衛と接触しますね。
ここで個人の戦術を展開します。
バリケードや地形効果、仲間との連例を最大限に利用し、自分の射撃の腕を存分にふるいます。
敵の前衛を排除し、所定の拠点を奪取しました。

この時点でチームの戦術に切り替わっていきます。
ここからが作戦プランの実行という状況に移っていく訳です。

この時に初戦で残存している自軍戦力が20、敵戦力が15と確認できました。
これがサバゲにおける兵力差を作り出すという事です。
攻撃能力に優れたメンバー達を体制の整っていない敵の前衛にぶつけ、諸激で敵戦力を削り取ってしまうのです。
援護体制の整わないうちに実行することがカギで、敵の配置が固まってしまえば簡単にはいかなくなってしまいます。
まず諸激でこの状況を作り出すことが第一の勝利条件です。
勝利に向かう前提条件とも言えます。
ここで当たり負けしてこちらの戦力が減らされているようであれば、当初の作戦などは一時棚上げです。
敵の兵士の方が自軍兵士より能力が高いこととなり、このあとに進行してくる敵部隊を抑えることに大半の戦力と時間を割り振ることになるからです。
そうなると残存戦力と自分たちが進行して支配権をとれたフィールドから判断して、防御のための別な作戦プランが必要となってきます。
この状態を敵に主導権を取られたと考えます。

逆に最初に書いたとおり、敵の前衛を粉砕し、必要な拠点を奪取した場合、即座に残存戦力の中から進行に必要な戦力を割り振りします。
この場合の「必要な拠点」とは最初にフィールドを視察した時に、確認した場所を指して言います。
地形効果的に、攻撃または防御のための戦闘が有利に展開できる地点。そして部隊が進行する時に有利な条件を確保できる地点。
と考えます。
どんなフィールドにもこのような場所がいくつか存在しします。
このような地点をけっして見落とさず、どのように利用するのかを必ず作戦に織り込んでください。

現時点で兵力差を4対3に持ち込み、必要な拠点も確保しました。
ここからが指揮官としての腕の見せ所でしょう。
続いて考えなければならないのは「時間」です。
これはゲーム時間の残りというだけではなく、現状において、時間の経過はどちらに有利に働くか?。また、時間をどのように使うか?。を意味します。
この状況下では時間を費やすことは、敵側に有利に働くと考えます。
判断力に優れた指揮官なら。現状を攻撃から防御に切り替え、防御のために不要となった支配地域を切り捨てて戦線を縮小してきます。
これによって防御に必要な支配地域の兵力密度を上げ、兵力を再配置するわけです。
同時に兵力の一部を割いて、こちらの側面及び後方に迂回させて来ることが考えられます。
このように防御隊形を固められてしまうと、今度は攻める方が圧倒的に不利になってしまいます。
通常、調整された防御拠点を攻略するには3倍以上の兵力差が必要であるため、攻撃部隊が手こずっているうちに迂回部隊に側面を突かれ、大損害を受け後退ということにもなりかねません。
こうなると主導権は敵側に移ってしまう事になります。

時間を有利に使うには、敵側が防御を固める前に攻撃部隊を前進させて、敵の前線に開けた穴を更に広げることが必要となってきます。
これにより敵側は不利になることを承知で現状の支配地域を放棄して後退するか、無理をして前線に兵員を送るしかなくなり、防御のための兵力を再配置する余裕は無くなっていく訳です。
ただ、攻撃側も思うような戦況を展開するにはそれなりの苦労が必要です。
今この時点でも前線での戦闘は続いているわけで、敵ばかりでなく味方の兵力も消耗している中で、攻撃に必要な戦力を再配置していかなくてはなりません。
更には現状の支配地域やフラッグをガラ空きにすることもできないので、防御のための兵員も配置しなくてはならなくなります。
限られた時間と兵力で敵フラッグに向けての進行は、考えるほど楽ではない事がお分かりになるかと思います。
同時に敵味方の心理的な状況を見分けることも忘れないでください。
ゲームをスタートした直後は誰でもやる気満々で戦いに臨んでいきます。
そしてゲーム何度か続けていくうちに疲れが溜まり、主力として戦っていたメンバーの動きが鈍くなってきます。
この状態に負けゲームが続くようになると気力も衰え、諦めムードがチーム内に漂い始め、ゲームの事など無視して無駄話を始める者も出てきます。
軍隊で言う「士気」が低いという状況です。
このような状態に陥ると、挽回は難しくなっていきます。
士気の維持も指揮官の重要な仕事の一つと考えてください。


このように交戦中の有利不利の状況を読み、押したり引いたりの駆け引きが重要であり、迅速に部隊をまとめて状況に対処していくかが勝敗を決するのです。
20名位を分けて戦うような小規模なゲームでは、初戦での有利不利がそのまま勝敗に繋がる事が多いので、こんな複雑な展開に移行することは稀です。
とはいえ、大規模な大会などでも、一人の人間に全戦力の統帥権が与えられる状況というのも考えにくいことです。
ただ、作戦立案、戦術の組立という形をイメージしやすいのではないとと考え、サバゲでは中々起こりえない状況も含めてチームの指揮官としての視線からお話いたしました。

フィールドで汗たっぷりと流したあと、自宅でジャワーを浴び、冷えたビールを喉に流し込む時に、この上ない美酒と感じ、微笑みながら奥様にも一杯進めて今日の自慢話を始めるのか、只々苦いだけで、飲み終えた後に思わず重いため息が出るような一日の終わり。
どちらを取るかはあなた次第です。

ここでちょっと余談です。
戦術という言葉と対になる言葉に「戦略」という言葉がありますね。
ちょっとでも軍事に興味がある方なら聞いたことがあるはずです。
自分もどこかのフィールドで耳にしました。
興味がある話なので、それとなく聞いていました。
彼はフィールドでの行動の事を言っているようなのですが、何か勘違いをしているらしく、何を言っているのか自分にはわかりませんでした。
と言うのも、戦略という言葉を使う状況はサバゲのフィールドには存在しないからです。
これは正規軍上層部や国家閣僚達が使う言葉で、国家間の紛争や、強固な政治的意思を含んだ紛争国同士の駆け引きなどに出てくる言葉であり、サバゲどころか実際に戦闘に参加している前線の兵士たちにも手が出せない無縁の言葉です。

軍隊が軍隊としての能力を発揮し、敵と戦うにはそれなりの準備が必要です。
それが国家間の戦争ともなれば、勝敗の行く末は国家の存亡に繋がり、勝利を得るために必要とされるあらゆる手段を行使する事となります。
これが戦略です。
戦争をするための、そして戦争を継続し勝利するための準備のようなものでしょうか。
例えば、兵士の数を増強する。保有する武器弾薬を増やす。戦闘機をアップデートする。軍用艦艇の数を増やす。友好国と協定を締結し連合国として敵国家に対処する。敵国の資源調達に圧力をかける。敵国内の反国家組織を支援する。政治、軍備、経済などにあらゆる偽情報を流すなど、もう何でもアリです。
戦略兵器という言葉が示すとおり、最悪核攻撃も含む全ての軍事力を行使するための行動です。
したがってサバゲのフィールドで出てくるような言葉ではありません。

ただ、強いて言えば、常にフィールドでの訓練を絶やさない。メンバーを増やす努力を怠らない。メンバー同士の親交を深める。機会があれば遠征し、交流戦やアゥェーでの戦い方の経験を積む・・・と言った事かもしれませんね。


10月18日の訓練のフォトです。
敵はどこに隠れているでしょう?。初級編です
間違い探しゲームのような物です。

A
サバゲにおけるチーム構成と戦術

B
サバゲにおけるチーム構成と戦術

C
サバゲにおけるチーム構成と戦術




最後にこのブログに足を運んでくださる皆様に、ちょっとしたお願いがあります。
もう少し余裕が出来たらこのブログにも動画を載せてみたいので、色々と試してみたのですが、不勉強なためか中々うまくいきません。
もちろんyoutubeから動画を挿入できることはわかっているのですが、ホンの数十秒から一分前後のような短い物となるので、直接ここに載せたいと考えています。
何か方法をご存知の方がいらしたら御教授頂ければ幸いです。


では、また。


















































Posted by TALON  at 20:52 │Comments(5)

この記事へのコメント
お世話になっております。
ナインフォースに所属しているTRKDと申します。
さて、ブログにyouutbeの動画を貼り付けたいとのことですので、

①youtubeで対象の動画を開く
②動画のタイトル付近の「共有」と書かれたボタンを押す
③「埋め込みコード」と書かれたボタンを押す
④「<frame・・・」というようなコードが出てくるので、コピーする。
⑤ブログ本文に貼り付けて投稿する。

という手順で実行できると思われます。
残念ながら、私はミリタリーブログのアカウントを有していないため、実際に確認はできておりませんが、一般的なブログサイトはこの方法で実行できるとのことです。

youtube ブログ 埋め込み などで検索すると丁寧に説明しているサイトも見つかるかと思います。ご参考になれば幸いです。
Posted by TRKD at 2015年10月23日 21:44
こんにちはTRKD様。

当ブログにようこそ。
丁寧なご説明ありがとうございます。

もう一つお伺いしたいのですが、youtubeを使わずに自分で取った動画を貼り付ける方法をご存知でしたら、そちらも教えていただきたいのですが。
よろしくです。

では、また。
Posted by TALONTALON at 2015年10月23日 23:14
追伸。

埋め込み等のサイトも検索してみます。
Posted by TALONTALON at 2015年10月23日 23:17
返信ありがとうございます。

ミリブロのFAQを参照したところ、画像、動画のアップロードに関する記述を見つけました。

http://faq.militaryblog.jp/e89.html

動画についても、画像のアップロードと同じ方法で行うことができるようです。(画像アップロードの画面で動画を選択)
埋め込み動画のようになるかは特に記述されていませんでした。
また、ファイル一つあたり300KBの制限がある点にもご留意ください。
Posted by TRKD at 2015年10月24日 00:33
ありがとうございます。

早速確認してみます。
Posted by TALONTALON at 2015年10月24日 19:28
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。